http://portal.nifty.com/kiji/180309202274_1.htm
自分の家までかえるのに、あらかじめ体験しておくなんて、
島根という田舎にすんでいるわたしには、ピントこない。
なんでそれぐらいのことが、とおもうけど、
日ごろ都会で長距離を通勤・通学しているひとにとって、
交通機関がとまれば、家までの道さえわからないようだ。
そこらへんの深刻さが、地方と都会ではまったくちがう。
小学生のころ、あと何年かしたら(ずっとさきだろうけど)、
太陽がひえはじめて、地球に熱がとどかなくなる、
というはなしをきいた。
でも、わたしはぜんぜん心配しなかった。
灯油をたくさんかっておけばいいから、
というのがわたしの対応策だ。
くらくなるのだったらロウソクがある、
とおさなかったわたしはのたまった。
災害にそなえたわたしの意識は、それからたいしてかわっていない。
基本的に、かいだめしておけば、なんとかなるとおもっている。
食糧は、お米さえあれば しばらくしのげるはずだ。
水はペットボトルをケースがいしておこう。
でも、ほんとうに都市で大災害がおきたら、
日用品や食糧の確保をかんがえただけでも、おてあげになる。
それにトイレは。
田舎だったら、トイレがつかえなくなっても、
すこし町をはなれたら なんとか用をたせる。
都会では、そこらへんにかくれて、というわけにいかない。
大震災から7年がたとうとしている。
このごろは、南海トラフ地震がおきたばあい、
どれだけのダメージがあるかの試算を新聞でみかける。
被害をかるくみたときと、重大な場合を想定したときでは、
ずいぶん数字にひらきがあるけれど、
あのひろい地域に被害がおよべば
日本全体が、あらゆる面でマヒしてしまいそうだ。
流通も、エネルギーも、すべてがストップする。
といって、いまのわたしになにができるだろう。
けっきょく、最小限の備蓄しか、おもいつかない。
小学生だったころとおなじだ。
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