2018年03月19日

今シーズンのおたのしみ対決、フロンターレ対グランパス

Jリーグ第4節、名古屋グランパス対川崎フロンターレをみる。
5年間風間監督が指揮をとり、
風間流サッカーがしみこんだフロンターレと、
その風間氏を監督にむかえ、1年でJ1にもどってきたグランパス。
いったいどんな試合になるのだろう。
今シーズンのJリーグは、
新監督の采配がたのしみなチームがいくつもある。
このフロンターレ対グランパスという同門対決は、
そのなかでも特に注目しているくみあわせだ。
それが、第4節ではやばやと実現した。

両チームとも、こまかくパスをつなぎながら
せまいスペースをおそれずに、せめあがっていく。
おおくのパスがワンタッチでこまかくつながり、
小気味いいリズムがうまれ、ゾクゾクする。
にわかファンのわたしには、バルセロナの試合みたいにおもえる。
とくにフロンターレは、連動したプレッシャーが身についており、
相手にわたったボールを数人によるプレッシャーで
かんたんにうばいかえしてしまう。

前半のフロンターレは、いいところまでせめこむものの、
もうすこしのところでゴールをわれない。
グランパスは、必死にまもっているうちにリズムがでてきて、
しだいに得点のにおいをかんじさせるようになる。
前半を0-0でおえ、フロンターレにつかれがみえるようになった後半は、
グランパスのほうが試合をうごかしていた。
しかし、後半20分、家長にかわってはいった大久保が、
中村憲剛からのフリーキックをヘディングでゴールにおしこむ。

試合は結局そのまま1-0でフロンターレがかち点3をあげる。
おしくもやぶれたものの、
試合終了間際にグランパスがくりだした猛攻は迫力があった。
また、グランパスは17歳の選手がふたり出場しており、
わかい世代の活躍が印象にのこる。
2年ぶりにみた佐藤寿人は、広島にいたときにくらべ、
うでや胸の筋肉がおちたのではないか。ほっそりしてみえた。
フロンターレでは、大島選手の正確なプレーがひかる。
大島選手の大胆なスルーパスは、
中村憲剛の直系にふさわしいセンスをかんじさせた。

解説者が、この試合の影の主役は風間八宏、といっていた。
両チームとも、相手の風間流サッカーをつよく意識し、
自分たちのよさをだそうとしていた。
フロンターレとしては、
風間サッカーをしりつくしているチームとして、
J1にあがったばかりのグランパスに
まけるわけにはいかない意地があっただろう。
グランパスは、もう一歩およばなかっただけで、
けしてフロンターレにみおとりする内容ではなかった。
つぎにおこなわれる両チームの対決をたのしみにしたい。

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posted by カルピス at 21:17 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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