2018年03月21日

かんちがいして1時間はやく出勤したら、おちついて「パッヘルベルのカノン」がきけた

web「本の雑誌」に連載されている「作家の読書道」に、
ことし直木賞を受賞した門井慶喜さんがとりあげられた。
いちにちのサイクルをたずねられた門井さんが、
ほぼ決まっていますね。朝4時に起きて4時半に仕事部屋に行きます。自宅があって、道を挟んで反対側に仕事部屋を借りているんです。7時に1回仕事を終わらせて家に戻り、子どもたちと朝ごはんを食べ、彼らを送り出してから、7時50分くらいから昼寝をします。ちょっと寝てから起きて、後はずっと仕事部屋です。

とこたえている。
小説家では、村上春樹さんのはやおきが有名だけど、
こうやって、とびきりはやくおきだして、
仕事にかかるひとが いまではめずらしくないようだ。

わたしも4時におきてうごきはじめたいけど、
なかなかきっかけがつかめない。
いまは、6時半におきて ゆっくり朝ごはんをたべ、
8時にあるいて職場へむかう毎日だ。

せんじつ、イレギュラーの仕事が2日、つづけてはいり、
1時間ちかく家をはやくでなければならなかった。
せわしないおもいで朝ごはんをたべるより、
1時間はやくおきて、いつものように
新聞をよみながらの、ゆっくした食事にしようとおもった。
5時半におき、お弁当をつめてから、
新聞をながめつつ朝ごはんをたべる。
ひとりでたべる朝ごはんもいいものだ。
おもった以上に有意義な朝となったので、
そのつぎの日も、おなじように1時間はやくおきる。
つつがなく朝の準備をおえ、余裕をもって職場にいくと、
なんだかようすがすこしへんだ。
なにをかんちがいしたのか、わたしは1時間はやく出勤していた。
なれないことをして、せっかくのはやおきが無駄になってしまった。

職場には、その時間にもすでに2人の職員がいて、
すこしたつと、また3人が出勤してきて、と、
中心メンバーである職員たちは、
わたしがかんちがいした1時間はやくの出勤を、
日常としていたのに感心する。
こういう職員たちのおかげで、
仕事がなんとかまわっているのだろう。

1時間をもてあましたわたしは、すこしパソコンをいじってから
送迎車にはやばやとのりこみ、NHK-FMできらクラをきいた。
ジョージ=ウィンストンの
「パッヘルベルのカノンによる変奏曲」がながれてきた。
運転しながらではなく、音楽だけに耳をかたむける。
1時間のはやおきは、無駄にならなかった。

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posted by カルピス at 20:54 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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