ほぼ日の「今日のダーリン」では、
ここ数日、ブイヨンへのおもいを糸井さんがつづっている。
いま糸井さんがむきあっているかなしみ・さみしさ・つらさを、
家の動物をうしなったとき、おおくのひとが体験してきた。
糸井さんが「今日のダーリン」にかいている気もちのゆれは、
ペットレスにくるしむひとに、
ひとつのモデルをしめしているのではないか。
のりきるマニュアルなんて、あるわけないけど、
糸井さんがブイヨンをおもってかいた「今日のダーリン」は
かなしみにうなだれる 家族の胸にとどくだろう。
糸井さんが「今日のダーリン」にかいた内容は、
ブイヨンが亡くなってからの日にちがたつにつれ、
すこしずつかわってきている。
もちろん、かなしさになれたわけではないけど、
はじめはブイヨンについてだけだったのが、
だんだんまわりのひとたちへの感謝や、
何日か、ブイヨンがいない日をすごして
ますますつのってくるかなしみを、
糸井さんはとても正直にすくいあげている。
いまわたしも、16歳になるピピ(ネコ)といっしょにくらしており、
4年まえに口内炎をわずらったときに、
のこりわずかな命でしかないと覚悟した。
さいわい、そのあとも細々とごはんをたべつづけ、
やせほそりながら4年も生きている。
もうじゅうぶんに看病と介護をした気になったので、
たとえ食欲がなくなっても、病院へはつれていかず、
家でしずかに最後をみとろうとおもっている。
その程度の愛でしかないのか、
といわれたら そのとおりというしかない。
病院で数日だけ寿命がのびるとしても、
さいごは家でのんびりすごさせてやりたい。
糸井さんは、医師と納得のいくまで相談をして、
ブイヨンがなおる可能性がすこしでもあれば、
あらゆる治療をほどこしている。
それでも容態はいいほうにむかわず、
糸井さんはすこしずつ覚悟をきめたようだ。
だれにでもできる治療ではない。
さいごまで「いいこだった」ブイヨンの
冥福をいのりたい。
わたしもピピにいつも「かわいいね」とはなしかけている。
ピピはかわいいね。すてきなネコだね。
いっしょにいてくれるだけで、どれだけありがたいか。
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