akira 氏が『サイレント・スクリーム』
(アンジェラ=マーソンズ)を紹介している。
また魅力的な女警部が登場した。(中略)第二、第三の事件が続く中、キムは件の施設の記録を掘り起こし、怒りを募らせる。それは彼女の凄惨な過去を思い出させるものなのだ。キムの推理とチームの努力で驚くべき真相が発覚し、追い詰められた犯人が牙をむく。
すごくおもしろそう。
まだよんだことのない作家で、文庫ながら1200円はたかいけど、
これぐらい熱をいれて紹介されるとよみたくなる。
きっとわたしはこの本をかう。
おなじakira 氏がべつのミステリーもとりあげている。
発行されるやいなやネット上で絶賛の嵐に迎えられたサスペンス、ピーター・スワンソン『そしてミランダを殺す』(務台夏子訳/創元推理文庫1100円)は、これから読む人の期待をぜったいに裏切らないはずだ。
これもまたおもしろそう。
本をかうときには、どんな本であれ、
それなりに背中をおされる理由がある。
・すきなひと(小説家など)がすすめていた
・すきなひとがかいた本だから
・書評をよんで興味をもった
・評判をきいて(ラジオなど)
・しりあいからすすめられて
・関心のある分野だったので
・本屋さんや図書館でみかけてピンときた
わたしが信頼する書評家、というか読書家は、
斎藤美奈子さん・目黒考二(北上次郎)さん・
大森望さん・杉江由次(「本の雑誌社」)さん。
すきなひとがかいたものや、そのひとの本のなかで
とりあげられたものは、どうしてもよみたくなるし、
杉江さんみたいに、この本のために今年はあった、
みたいな熱のいれようで紹介されると、
それだけいうのなら、と手にとりたくなる。
こんかいとりあげたakira 氏がすすめる本を
わたしはまだよんだことがない。
こんなふうにあつくかたられると、
しらないひとの推薦でも、よんでたくなるみたいだ。
ネットのレビューには、
いまひとつ気もちをうごかされないのは、
あまりこなれた文章にであわないせいなのだろう。
こんげつの「新刊めったくたガイド」は、
いつになく収穫がおおかった。
『本の雑誌』のおかげで、
よみたい本にこまったことがない。
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