「お店のようなもの」みたいなお店をやろうとしている。
カチッと形がととのったお店ではないので、
ぼんやりしながらすこしずつ形がととのってきた。
ならべる品は、わたしたちがつくっているクッキーと、
しりあいからもらってきた雑貨、というかふるい食器と、
わたしの家にあるいらなくなった本。
お店のなまえは、クッキー工房のとなりにあるので
「となりのお店」にきまった。
「となりのトトロ」みたいだし、
「お店のようなもの」にすこし似ているし、
どんなお店なのかよくわからないところが気にいっている。
まえの記事にかいたとおり、
http://parupisupipi.seesaa.net/article/458610795.html?1524053603
お店のコンセプトとは、かとうちあきさんの
「お店のようなもの」をそのままいただく。
きのうは、わたしの職場が、あたらしくカフェをひらいた。
介護事業所なので、ふつうなら障害をもったひとたちが
はたらく場としてのカフェになるけれど、
こんどできたカフェは、職員だけがお客さんの対応をしている。
そんなので、どうやって採算がとれるのかわからないけど、
なかなか社会に居場所がないひとたちを視野にいれ、
気やすくあつまれるお店になれば、というねらいがあるという。
まったくソロバンを度外視してのカフェを
あたりまえのようにひらくところがすばらしい。
「となりのお店」も、障害をもったひとたちが、
ストレートに利用しなくても、
わけのわからないへんてこな場所として
クッキー工房のとなり近所に定着したらうれしい。
世のなかは、お金だけでまわっているわけではないと、
わたしが人生相談にのってもいいよ。

きょうは、2どめのこころみとして、
駐車場のスペースに机をもちだして
クッキーをうってみた。
すこし雨がふりだしてきたので、
クッキーの袋がぬれないようにタオルをかける。
いつもはもうすこし活気のあるとおりなのに、
こういうときにかぎって ひとがとおらない。
ときどきの自転車と、あとは自動車だけだ。
20分ほどすわっていたけど、
声をかけられるタイミングでとおるひとはいなかった。
前回はそれでも3人に声をかけたので、それよりわるい。
なんだか自主制作映画のいち場面みたいだ。
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