2018年04月25日

気分はもう老人

鷹の爪卓上カレンダーの4月にかかれた自虐ギャグは、
高齢化率、日本一、
日本の将来がいま見れます

となっている。
もちろん島根についての応援メッセージだ。
わたしのまわりの状況は、
日本をさきどりしているらしい。
もっとも、いまや島根だけでなく、
日本じゅうで高齢化問題が切実になっている。
日本の将来というよりも、もはや現実におこりつつある変化だ。

団塊の世代が老人となりつつあるせいか、
新聞をひらくと、血圧やコレステロール値を
おどかす広告が目にはいる。
老人の健康は、いまやビジネスチャンスだ。
たいていのひとが、なんらかの不具合をかかえているので、
健康を話題にされると ひとごとではいられない。

いまわたしは56歳で、
けっこう生きてきたつもりなのに、
客観的にいえば、まだ中年でしかない。
実情は、からだじゅうにガタがきて、
肩がいたかったり、目はしょぼしょぼで、
ヨレヨレな状態でなんとか生きている。
しょっちゅうわすれものをするし、
会話のなかでひとの名前がすんなりでてこない。
いつ脳梗塞をおこすか、認知症があきらかになりはしないかと、
日常の健康だけでなく、突然の発病におびえている。

はじめてむかえる老いが、
こんなにやっかいだとはおもわなかった。
いつまでも労働力とみなさないで、
はやいとこ、老人わくにいれてほしい。
名実ともに老人になってしまいたい。
中年のうちから、気分はもう老人になっている。

平均寿命が50歳のころ、ひとはあんがいしあわせだったのでは。
50歳で死ぬのがあたりまえの社会だったら、
老後のお金や健康を心配する必要はない。
自分におとずれる老いを、あたりまえのこととしてうけいれて、
しずかに死んでいけたのでは。
自分でおもうようにならないからだをかかえ、
病院や老人ホームでただ生きているよりも、
自分の意思できめられるうちに一生をおえたい。

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posted by カルピス at 22:14 | Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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