畑には、ニンジンとチンゲンサイ、
夏やさいの苗(スイカ・ナスビ・あすなろ・モロヘイヤ)、
それにインゲンがそだっている。
それぞれたいした本数ではないので、
畑へ毎週いくと、たいしてすることはない。
でも、1週でもぬかすと、すぐに草にうもれたり、
まびきが必要になってたりする。
自然農法といえども、週に1回は足をはこばないと、
畑らしくならない。
きょねんは、田んぼにまいた種もみがほとんど芽をださず、
田んぼと畑へいく気をなくしていた。
夏が本格的なあつさをむかえると、
日中はとても畑仕事なんかできなくなり、
ますますやる気がうせてしまった。
畑をかりておきながら、あんまりひどい状態だったので、
ことしは気もちをいれかえて 週に1回は でかけるときめた。
肥料をつかわないつくり方なので、
野菜がうまくそだつとはかぎらない。
自然農法の野菜づくりについて本をみると、
肥料がなくてもちゃんとできる、みたいにかいてあるけど、
わたしの畑でいうと、夏やさいは、たいていだめだ。
おおきな実をつけるには、それなりの養分が必要なようで、
あつくなるにつれ株の元気がなくなり、
自分の身をまもるのがせいいっぱいなようすだ。
自然農法でやろうとすると、夏をのりきるのはむつかしい。
ほかの野菜では、タマネギもだめだった。
ピンポン球よりも、もっとちいさい玉しかできない。
豆は肥料をあたえなくても あんがいそだち、
そこそこの収穫をもたらしてくれる。
じゃがいもとサツマイモも、
おおきさをもとめなければ、肥料がなくてもなんとかなる。
田んぼには、4月の下旬に種もみをまいたけど、
いつもながら、草だらけの田んぼなので、
芽がでたのか、稲がそだっているのかよくわからない。
田んぼのちかくにある畑には、枝豆の種をまいた。
わたしの畑では、唯一うまくそだってくれるのが
この枝豆で、きょねんもおととしも、
冗談みたいにたくさんのサヤをつけた枝豆がそだった。
ことしも期待しているのに、あまり芽がでていないし、
でている芽もあまりおおきくそだっていない。
3年つづけて枝豆をそだてようというのがよくないのだろうか。
自然農法のかんがえ方では、
ひとが手をくわえなくても、すべてを自然がやってくれる。
わたしは、稲や野菜がそだつのを
ほんのすこし手だすけすればいいだけだ。
その「手だすけ」のみきわめがわたしにはむつかしい。
苗がなにをもとめているのかわからず、
草にうもれてしまいがちになる。
野菜が順調にそだっていれば、
わたしもやる気がでて、畑にいきやすくなるのに。
市民農園などで、おじさんたちがこまめに世話をやいているのは、
それなりの収穫があるから、畑仕事がたのしいのだろう。
みるからに、市民農園はたしざんの農法で、
いいとおもえることは、ぜんぶやってるかんじだ。
自然農法はもちろんひきざんの発想で、
できるだけわたしは手をださずにみまもりたい。
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