きょうは、ゲストに畑亜貴(はた あき)さんが登場した。
わたしは畑亜貴さんをまったくしらなかったけど、
おちついたはなし方・ことばのえらび方をきいて、
ただものではないとすぐみやぶった。
おだやかで、ふかみのある声は、いつまでもきいていたくなる。
そのうえ、はなしている内容がすばらしかった。
アニソンの作詞家として有名な方らしい。
畑亜貴さんのいちにちのすごし方が円グラフで紹介された。
・12時から8時まで睡眠
・9時におきるけど、10時までベッドでボーっとする
・10時からメールをかく
・そのあと朝ごはんをたべながら、夕ごはんをつくる
・12時から1時までダラダラすごす(ゲームなど)
・午後1時から5時まで、集中して仕事にとりくむ
・5時から7時までビールタイム
・9時までダラダラ。気がむけば、作曲することも。
・9時から12時まで、ベッドにねっころがり、iPadで本をよむ。
iPadが顔になんどかおちてくるほどねむくなったら、
それがねる時間になったということ。ねる。
なんてクリエイティブな時間のつかい方だろう。
のんびりしているようでいて、
みもりんがいうように、メリハリがきいている。
畑さんは、ネコといっしょにくらしているそうで、
そのネコの世話にも なんやかやと時間がかかるという。
わたしもよくわかるので、さらに畑さんがすきになる。
いちにち8時間しっかりねて、
さらに1時間ぐずぐずするぐらいでないと、
創造的な仕事はできないのだ。
番組のおわりでは、畑亜貴さんが作詞した
「だってだって噫無情」がながれた。
『ああ無情』をやりたかったけど、
アイドルに『ああ無情』はすこしおもい。
だったら「だって、だって」といいわけしたら、
とおもいついたのだそうだ。
スルスルと企画がとおり、「だってだって噫無情」ができあがる。
古典の『ああ無情』に、「だって」と
いいわけをつけるセンスがひかる。
いい曲だった。
三森さんは、畑さんのような達人をまねいても、
どうどうと もてなせるだけのちからがある。
ただ はなしをあわせるのではなく、
相手とふかいところで共感しあえているのが
ラジオをきいていてもつたわってくる。
ほかの担当者が、「またきてください」といっても、
社交辞令にしかきこえないのに、
三森さんは、ほんとうにまたはなしをしたいから
「またきてください」といっているのがわかる。
きょうの畑亜貴さんにかぎらず、どのゲストとはなしても、
そのひとの本音をひきだせるうまさが三森さんにはある。
26歳と、まだわかいのに、すでに自分のスタイルを確立している。
よほど頭のいいひとなのだろう。
畑亜貴さんは、わたしがしらないだけで、
アニソン界では超有名な作詞家らしい。
こうしたすぐれた人材を、サラッとわたしにおしえてくれるので、
三森すずこさんの番組を 毎週たのしみにしている。
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