セネガルとポーランドの試合をみた。
骨身をおしまないセネガルの献身的な守備におどろく。
そして攻撃は組織だっており、迫力がある。
こんなに統率のとれたアフリカのチームをはじめてみる。
アフリカ勢というと、身体能力はたかくても、
気分にムラがあり、いいときは手がつけられないほどせめながら、
いったん気もちがとぎれると、ガタガタっといくイメージがある。
でもセネガルは、チームとして機能しようとしているのがみてとれる。
絶対的なエースにたよる、ワンマンのチームではない。
Wカップがはじまるまえは、
グループHでいちばんの国はコロンビアだとおもっていたけど、
セネガルのつよさはさらにきわだっている。
対するポーランドも、セネガルに手をやきながら、
自分たちのスタイルをしんじて、
やるべきことを愚直にやりつづけている。
プレッシャーをかけ、ボールをつなぎ、
たとえそれがセネガルにうばいかえされても、
おなじことをなんどでもくりかえす。
根気よくつづけた結果が実をむすび、
フリーキックをヘディングでおしこみ1点をかえす。
FIFAランキングでは、セネガルが27位で、ポーランドが8位。
でも、ポーランドは ほぼいいところがなく、
セネガルにおしこまれていた。
ポーランドにしても、日本よりもまとまりがあり、
総合的なちからはうえだとおもうけど、
セネガルよりもやりやすいのではないか。
アフリカの選手はよく足がのびるといわれる。
この試合でも、わかっていながらポーランドのパスが
なんどもセネガルの網にひっかかっていた。
これは、日本もそうとう苦労するだろう。
セネガルは、攻撃だけでなく、きっちりまもる。
日本がボールをうばわれたら、いっきにカウンターをくいそうだ。
日本がにが手とするタイプのチームではないか。
身体能力がきわだっているうえに、背もたかく、
組織的なせめとまもりができている。
そのうえコンディションがいいとなると、
つけいるスキはどこにもないようにみえる。
こんなセネガルを相手に、日本のサッカーがどこまで通用するだろう。
これまでの相性でいうと、日本はアフリカ勢に分があるけど、
ポーランド戦をみるかぎり、セネガルを相手にするときは、
過去のデーターにすがらないほうがよさそうだ。
コロンビアにかったからといって、
おなじようにうまくいく相手ではない。
日本サッカー協会にお灸をすえてほしいわたしだけど、
そんな事情をぬきにしても、
セネガルとはむつかしい試合になるだろう。
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