死者・行方不明者の数が、発表されるごとにふえる。
わたしのすむ島根県は、亡くなった方はいないものの、
床上・床下浸水の被害がでている。
交通では、伯備線の復旧がおくれ、
山陰と山陽をつなぐ特急やくもの運転がとりやめになっている。
物流がとだえ、コンビニでは、
パンやお弁当がはいらなくなり、スカスカな棚がある。
きのうからは、猛暑となり、
被災地での復旧作業がきびしがましている。
水がとまったままの地区もあり、
そんななかでの避難生活とあとかたづけは
どれだけたいへんだろう。
6日と7日の二日間に各地でふった雨量が発表されている。
そのグラフをみると、25ある観測地のなかで、
松江の雨量がいちばんすくない。
松江では、7日(金)によくふったので、
ことしの梅雨はすごいなーとおもっていたのに。
ほかの市や町は、松江の数倍もふっているところばかりだ。
そのすくなかった松江でさえ、はげしい雨がながい時間つづき、
川があふれそうになり、こわいおもいをした。
その数倍もの大雨だった地域は、
いったいどれだけすごい雨だったのだろう。
わたしのむすこは広島市の大学へいっていることから、
なんにんもの方から
「むすこさんのすむところは大丈夫でしたか?」
と気づかってもらった。
さいわい直接の被害にはあわなかったと、
むすこから配偶者に連絡があった。
わたしはというと、むすこが広島にいることをしりながら、
被害にあったかもしれないなんて、すこしもかんがえなかった。
子ばなれができている、というよりも、
まったく意識にないほど無関心なわけで、
自分がひどくゆがんだ人間におもえてきた。
むすこの心配さえしない人間が、
もしもほかの地域や国で災害がおきたとき、
正常に想像力をはたらかせて 気づかえるだろうか。
自分のことばかりかんがえてないで、
自分のまわりでおきていることを
もっと気にかけなければ、と反省する。
のんびりくらしすぎていて、
ひとの世のよろこびやかなしみを
かんじられなくなったらひどい。
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