2018年09月16日

今夜はたっぷりイニエスタ

きのうはNHK-BSで、
ヴィッセル神戸とガンバ大阪の試合をやっていた。
番組のタイトルは、「今夜はたっぷりイニエスタ」。
神戸のイニエスタ選手に焦点をあてた特別企画だ。
画面を3つにわり、右上の枠はずっとイニエスタの映像をうつしている。
4台のカメラでイニエスタだけをおっかけているという。
右下の枠は、視聴者からツイートされたメッセージ用で、
試合全体をうつす左の枠は、いつもの2/3ほどのひろさしかない。
しばらく番組をみていたけど、解説も実況アナウンサーも、
イニエスタをほめてばかりでおもしろくない。
さすがですね、をなんどもくりかえす。
視聴者からのツイートも、
「子どもの勉強になる」とか
「基本ができているからよいお手本になる」とか、
ほんとかいなと、横やりをいれたくなる。
そりゃあ、イニエスタはとびきりじょうずなのだろうけど、
一方的にもちあげてばかりの番組は退屈だ。
もうひとつのチャンネル(そちらもNHK-BS)で、
ふつうの実況放送をやっていたので、そちらにきりかえた。

試合は、イニエスタからのパスをうけた古橋が
みごとにシュートをきめ、神戸の先制。
降格圏あらそいをしているガンバは、
ぜったいにまけられない試合だ。
後半から4バックにかえ、
今野がイニエスタをみるフォーメーションとなった。
この変更がうまくいき、イニエスタは
後半 あまりボールをさわれなくなる。
守備にはあまりきかない選手なので、
攻撃にからめなくなったイニエスタはこわくない。
ケガあけで、まだ無理をしたくないためか、
後半26分にイニエスタはベンチにさがった。

ガンバは後半7分に倉田が、23分にファンウィジョがきめて
逆転に成功し、そのあともせめつづける。
ガンバはアウェー戦に1年間かってないそうで、
1点差ではまだ安心できない。
おしいシュートをなんども神戸のゴールキーパー、
キム スンギュにはばまれ、どうしても3点目がはいらない。
アディショナルタイムが5分とながく、
ひやひやしながら試合終了の合図をまった。
けっきょくそのままガンバがにげきり、5月以来の連勝となった。

わたしだってイニエスタのプレーは別格だとおもう。
リフティングをみただけでも、ボールのあつかいが
ただものでないのがわかる。
たしかにJリーグが手にいれた宝物かもしれないけど、
それにしても、あまりにもちあげすぎる状況はたのしくない。
なにが「今夜はたっぷりイニエスタ」だ、と悪態をつく。
ガンバが先制されながらも逆転に成功し、
そのままにげきったのは、かなり胸のすくおもいがした。
ガンバにとったら、降格圏あらそいからぬけだすために
どうしても必要な勝利だったし、
とくにあいてが神戸だったこともあり、
なんとなく ザマーゴラン的な心境になった。

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posted by カルピス at 21:12 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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