2018年09月21日

島根が「100歳以上の高齢者率」1位

しりあいに、新聞は「かなしみ」の欄
(亡くなった方のリスト)しかよまない、というひとがいて、
なにもそこまでわりきらなくても、とおもいながら、
わたしもこの欄に目をくばるのが習慣になってきた。
そこにのっているのは、ほとんどが高齢者の方で、
90歳や80歳があたりまえと、
みなさんみごとに長生きされている。
そんななかに、50歳とか、
あるいはもっとわかい方の名前がのっていると、
さぞかし本人は残念だろうとか、
まわりのひとたちのかなしみをおもう。

わたしは86歳の母親といっしょにくらしており、
母は、まだ自分で身のまわりのことができるし、
食事もけっこうな量をたべている。
それでも老いはちゃくじつにおとずれており、
背がまがり、うごきはゆっくりで、
ひーひー息をつきながら、やっとこさ生きているかんじだ。
この母が、ようやく日本の平均寿命なのだから、
母よりも長生きするひとがたくさんいることになる。
おとしよりが長生きなのに、おどろかざるをえない。
いったい世間にはどれだけの高齢者がいて、
それぞれの高齢者がどんな生活をおくっているのか、

島根県は、100歳以上の高齢者が、人口10万人あたり101人で、
6年連続で全国一になったと、すこしまえの新聞にのっていた。
県高齢者福祉課は、
豊かな自然の中で、農業や地域の行事などで長く現役として活動される方が多いためではないか

とはなしているそうだ。
なぜ島根県にすむひとが長生きなのか、
ほんとうのことはよくわからないけど、
100歳をこえるひとのどれだけが、
しあわせをかんじながらくらしているのだろう。
長生きがそのまましあわせにむすびつかないから、
たかい高齢者率をすなおによろこべない。

世間には、たくさんの老人むけ施設があり、
たとえばデイサービスで
ひるまの時間をすごす方がたくさんいるけど、
自分からのぞんで いくひとばかりではないだろう。
どんなひとがデイサービスへいっているのか、
まえからわたしは不思議におもっていた。
歳をとったわたしが、デイサービスにいく姿を想像できず、
できることなら自分の家ですきなことをしてくらしたい。

自分の家ですごしたいとかんがえながら、
家族の希望でデイサービスへいかされているとしたら残念だ。
からだがおもうようにうごかなくなり、
身のまわりのことができないから
デイサービスにいくというのでは、
たのしい場所というよりも、
家にいられないから しかたなく、
というイメージがつよくなる。
高齢者率の順位より、
しあわせをかんじてくらしているかどうかがしりたい。

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posted by カルピス at 22:16 | Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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