Jリーグには、これまでにもうまい選手がたくさんいたけど、
イニエスタは、そうした有名な選手たちのなかでも
さらに頭ひとつぬきでている。
ときどきいいプレーがでるのではなく、
どの場面をとってもすごいのだから
神戸の試合にお客さんがあつまるのもうなずける。
神戸がかたなくても、イニエスタのプレーをみるだけで満足できる。
イニエスタをみるだけでしあわせになれる。
イニエスタは、相手側の選手にかこまれてもあわてない。
ときにはじっととまり、相手のうごきをみきってからうごく。
相手は逆をつかれてとりのこされる。
ヒールパスもたくみだ。
おおげさなモーションがなく、ふつうにまえをみながら
なにげなくヒールパスをだすので、相手は予測できない。
ヒールでうしろにいる選手のまたぬき、なんて技もきめている。
ボールのあつかいが完璧で、ピタッと足にすいついている。
トラップのとき、ボールがばたばたうごかないので、
相手はとりにいくタイミングをみつけられない。
とはいえ、神戸は前節をひきわけたものの、
そのまえは 5連敗とくるしんでいる
(イニエスタがいなかった試合もふくめ)。
J1リーグの18チームちゅう11位と、
イニエスタ効果が成績にむすびついていない。
前節におこなわれた長崎との試合では、
とちゅうからイニエスタが出場したものの、
得点にからめず1-1でひきわけにおわった。
それほどすごい選手がいても、試合になると、
かならずかつわけではないのがおもしろいところだ。
語り亭では、いかにイニエスタがすごいか、
ビデオをみながら感心しあっていた。
あれだけうまいうえに、ひとがらもいいのだから
だれもにすかれるわけだ。
わたしは、笑顔がすてきだとおもった。
ニッコリわらうと、子どもみたいな表情になる。
いわゆる「いい男」ではないのも 好感がもてる。
どうやってイニエスタを日本によべたのか。
なぜイニエスタは日本にきてくれたのか。
日本にイニエスタがいるなんて、いまでもまだしんじられない。
できるだけながく 日本でプレーしてくれるよう ねがっている。
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