「アムステルダム 観光客を抑制」
という記事がのっていた。
世界各国が観光客誘致にしのぎを削る中、オランダのアムステルダム市では観光客の抑制にかじを切った。はめを外す外国人が目立ち、住民への影響を無視できなくなったためだ。しかし、ひとたび増えたものをおさえるのはなかなか難しい。
日本は2020年を目標に、おとずれる観光客を
4000万人までふやそうとしているそうだ。
でも、いっぽひいてかんがえると、
なんでたくさんの観光客をまねこうとするのだろう。
オリンピックにきてほしいのはわかるけど、
観光客がたくさんくれば、いいことばかりではすまない。
経済効果はもちろんたかいだろう。
でも、オランダのように、デメリットがめだつようになれば、
観光客なんてきてほしくない、と
おおくの市民がおもうようになるかもしれない。
観光客の増加は、いまや世界的な現象であり、
地球規模で ひとびとのいききが さかんになっている。
日本は、これまで外国からのお客がすくなかったので、
経済効果のためにも、観光客をふやそうとしているけど、
なにがなんでも観光客をふやすのがだいじ、
というのもなんだかへんだ。
その土地にすんでいるひとのくらしが第一であり、
観光客には「みせていただく」「たずねさせていただく」
という姿勢ももとめられるのではないか。
また、国が観光客をふやそうとするのに、
県や市町村までつきあわなくてもいいのでは。
アムステルダムのように、市民のくらしに影響がでるようであれば、
抑制するのも必要となる。
観光客を神さまにせず、きてもいいけど、
くるひとはマナーをまもってね、と
いっぽひいた姿勢でのぞむのもありだ。
観光客が主役になっているような地域に
観光客は魅力をかんじるだろうか。
わたしがすむ町は、観光客がふえたといっても、
「はめを外す外国人」がめだつことはなく、
バランスがとれた状態にみえる。
でも、京都など、観光客がおおくなりすぎると、
京都市民のなかには、迷惑におもうひともでてくる。
適正な観光客数は、かんたんにはしめせないだろうけど、
ふえればいい、という姿勢では、
うけいれる側と、たずねてくる側が、いい関係をきずけない。
これからは、アムステルダムのように、
観光産業をみなおす町がふえてくるのではないか。
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