旅行案内所にたちより、地図をもらった。
アオ マナオ湾がよさそうだ。
海岸にそってすこしあるくと、空軍の基地があり、
門には兵隊さんがたっている。
「アオ マナオ ビーチへいく」といったらとおしてくれた。
だれでも基地内にはいっていいみたい。
あるきだして1時間でアオ マナオ ビーチについた。
あまり海水浴客はおらず、シーズンオフの雰囲気だ。
けばけばしいリゾートビーチではなく、おちついてすごせそう。
目的地にはついたけど、まだあるきたりないので、
ビーチをすぎて、そのまま道をすすむ。
地図をみると、もうすこしさきにセブンイレブンがあるので、
そこをきょうの目的地とした。
すごい田舎道なので、こんなところにセブンイレブンがあるかいな、
とおもっていたら、だんだん町らしくなってきて、
ほんとうにセブンイレブンがあった。
プラチュアップキーリーカンのとなりにある
コンワンという町にでたようだ。
プラチュアップキーリーカンほどではないけれど、
ここにもビーチをうりにしたホテルがたっている。
外国人めあてだけでなく、タイには
タイのひとがあそべるリゾートがたくさんある。
休憩をかねて、目についた食堂でカオパットを注文する。
いつもながらのヤキメシだ。
タイでは、このカオパットとうどんばかりたべてるけど、
このお店の品は、そのなかでもハッとするおいしさだった。
値段も35バーツとやすい。
あまりながく休憩するとうごけなくなるので、
カオパットをたべおえるとすぐにきた道をひきかえした。
いき かえりが おなじ道なのは退屈だけど、
プラチュアップキーリーカンはタイでいちばん
マレー半島がせまくなった部分に位置しており、
ミャンマーとの国境まで13キロしかない。
へんにうろうろすると、すぐミャンマーとの国境をこえるので、
きょうのところはシンプルな往復コースで手をうった(まけおしみ)。
YUTICHAI HOTELにもどり、鍵をうけとるとき、
きょうの分の水として、ペットボトル2本をもらう。
きのうも2本もらっていたし、
部屋のドアノブには、きょうのぶんの
トイレットペーパーと、コーヒー・せっけん、
それにおかしが袋にいれてぶらさげてあった。
きのうチェックインしたとき、
部屋にはわかせるポットとコーヒーの袋、
それにおかしまでおいてあり、サジが2つそえられていた。
それらがはいっているちいさなカゴには、
インスタントコーヒーの袋をきるための(おそらく)
ハサミまでついている。
ふつうハサミのことまでかんがえないだろう。
こういうこまやかな気づかいって、とてもうれしい。
ふくろにはいったきれいなコップもいいかんじ。
ケーブルテレビがみられるし、Wi-Fi環境もよく、
まったく、いたりつくせりのホテルだった。
こういうホテルにはいると、
つい連泊したくなるのがわたしのよわいところで、
でもそれをやると、くつろぐだけの滞在になってしまう。
こんかいは、すこしまよったけど、
あすバンコクへかえるバスのチケットをかって、雑念をふりきった。
なんどでも またあそびにきたいホテルだ。
朝から5時間かけて20キロあるき、ほどよくつかれた。
宿でシャワーをあび、くつしたとTシャツをあらい、
ビールをのみながらよみかけの『鳩の撃退法』をひらく。
午前におもな活動をおえ、午後はリラックスの時間にあてるのが
わたしにはリズムをつくりやすい。
1時間ほどひるね。
理想的ないちにちとなった。
(追記)
宿のちかくをぶらついていると、
つめたいのみものをうっているお店があった。
「CHAMITI」とある。茶道のことだろう。
いろんな種類がメニューにかいてあったので、
ジャスミンティーをたのんでみたら、
なかにはツルンとした食感のちいさなお団子がはいっている。
カップにふといストローをつきたてて、
お茶といっしょにそのお団子もすする。
まえに「デイリーポータルZ」でとりあげていた
タピオカ飲料をおもいだした。
このモチモチ団子はタピオカだろうか。
つめたさと妙な食感がピッタリで、はじめての体験だった。
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