2019年02月07日

すでによんでいた『小林カツ代と栗原はるみ』

『小林カツ代と栗原はるみ』(阿古真里)をよんだ。
これまでに人気をあつめた料理研究家について、
歴史的な位置づけがされており、ふかく感心する。
栗原さんの『ごちそうさまがききたくて』は、
わたしの料理レパートリーをふやしてくれた本だ。
かきたいことがたくさんある。

さっそくブログのネタにしようとパソコンにむかう。
でもなんだかすでに栗原はるみさんのことをかいたような気がする。
検索してみたら、3年まえに、
まさしく『小林カツ代と栗原はるみ』について記事をのせていた。
内容は、これからかこうとしているのとだいたい いっしょだ。
ブログにかいたことだけでなく、
本をよんだことさえすっかりわすれていた。
そして、ほぼおなじことをかこうとしていたとは、
まったく進歩なしに3年をすごしていたのか。

録画しておいた「サピエンス全史」をみる。
農業革命は詐欺だった、とか、
人間が作物をつくるのではなく、
作物が人間を家畜化した、など、
刺激的なキーワードがバンバンとびだしてくる。
農業革命や産業革命は、人類をしあわせにしていないのだ。
すごい視点だなー、と感心して、
でもまてよと、本棚をみると、
ちゃんと上下巻ともあった。
ぜんぶに目をとおしたのではなく、
上巻のはじめだけでなげだしたあとがある。
よみとおしたのに、すっかりわすれているよりも、
ちょっとだけしかよんでいないのは、
まだすくわれるとはいえ、なんだかむなしい。
わたしの読書って、いったいなんなのだ。

きょうはBSで「恋におちて」をやっていた。
恋におちたくなったら、どうしよう、
とおもいながらも録画した。
1984年につくられた作品だ。
公開されたときに、わたしはちゃんと、映画館にいってみた。
メリル=ストリープがチャーミングだった。
ロバート=デ=ニーロとのデートをまえに、
きていく服がなかなかきまらない。
たしか、彼女はホンダのワンダーシビックにのっていた。
エンジンがかからなくなって、
こまっている場面をおぼえている。
でも、35年もまえのわたしの記憶は、きっとまちがいだらけだ。
録画をみたら、「え、こんな映画だったっけ!」の連続だろう。
はじめてみるのとおなじように、新鮮なおどろきと、
ふかい感動を、もたらしてくれるにちがいない。
記憶力がボロボロだと、本や映画をなんどもたのしめる。

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posted by カルピス at 21:39 | Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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