「大事なゴミを見せあう会」
のようすが紹介されている。
https://dailyportalz.jp/kiji/treasure_or_trash
これまでだいじにとっておいた、
フツーのひとからみたら、ゴミでしかないものを
みんなでみせあう会。
参加者は、デイリーポータルZのライターをつとめる
きだてさん・伊藤さん・西村さんに、
編集長の林さんという4名だ。
4人がもちよってきたものは、
たしかにゴミみたいなものだけど、
参加者はおたがいに「いいじゃん」「欲しい」
と肯定的な発言をしはじめる。
すると、会の方向性がさだまり、
なごやかな雰囲気がただよってきた。
たとえゴミのようなコレクションでも、
じぶんでもゴミだろうとおもっていても、
まわりがみとめてくれるとじわじわとうれしい。
うそでもいいから肯定しあうのって、すごくだいじだ。
そんななか、伊藤さんが
「カップ焼きそばの中ぶた」という
すごいコレクションをもちだしてきた。
林 なんで集めてるんですか
伊藤 理由は分からないんですけど捨てるに忍びなくて。
それぞれ湯切り口の形が違うんですよ。
車で言えばグリルの表情が違うような味わいがある。
西村 ロールスロイスとかベンツとか
西村 これ実は大切で、ゴミって後で見ようと思ってもないんですよ。みんな捨てるから
(「そりゃゴミだからね」と皆さん読みながら突っ込みをお願いします。)
きだて 誰かが持ってないと歴史に残らない。メーカーですら捨てちゃったりしますから。
林 歴史を残すために僕らは自宅のスペースを提供している
林さんは、家庭教師のチラシをあつめているといい、
台割のパターンをみんなに説明している。
どこもまず1ページめで勉強が苦手な子ほど大丈夫、勉強のやりかたをわかってないだけって書いてあります。そのあとは体験学習、電話番号、Q&A、先生紹介という流れです。
どんなにゴミとしかおもえないものでも、
まなぶべきなにかがあるようだ。
伊藤さんは、不用品回収業者のチラシをもってきた。
それをみた西村さんが、
ポストに入ってるやつですよね。これは捨てるな。さすがにおれも
ゴミに貴賎はない、とおもっていたら、
やっぱりそれなりに限度があるらしい。
わたしには、家庭教師のチラシと
不用品回収業者のチラシとの差が
なんなのか、よくわからない。
まとめは林さんによる、
「博物館を作るしかない」だ。
伊豆あたりにライターが持っている物を集めた博物館を作ろうという話をよくしている。僕らが館長となって来た人を捕まえて長い説明をするのだ。
20年後の北村ヂンさんみたいなライターがやってきて『どうかしてる博物館があって館長がまたおかしい!』という記事を20年後のデイリーポータルZみたいなサイトに書くのだ。
輪廻だろうか。
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