アメリカ対オランダ 2-0でアメリカの2連覇
決勝トーナメントで日本にかったオランダが、
まさか決勝まですすむとはおもわなかった。
決勝でのオランダの印象は、日本戦とあまりかわらない。
フィジカルはつよいけど、ゴールまえのプレーで精度がひくく、
せめていても あまりこわさをかんじない。
アメリカをあいてに、よくまもり、
なんどもカウンターをしかけながらも、
シュートまでのかたちがつくれない。
実況のアナウンサーが、
アメリカは、これまでのすべての試合で、
前半の12分までに得点をあげていると、データーを紹介する。
それだけはげしいいきおいでアメリカはゲームにはいり、
試合を自分たちのペースにもちこんでいる。
決勝でのオランダは、そのアメリカの猛攻をよくしのいだ。
なんども決定的な場面をつくられながら、
さいごのところではゴールをわらせない。
とくにゴールキーパーがおおあたりで、
いくつものファインセーブにより、チームをすくっている。
後半15分にモーガンがPKをえて、ラピノがおちついてきめる。
その9分後に、ラベルがドリブルできりこみ2点目をあげ、
ゲームのながれをアメリカにひきよせた。
オランダも、必死に得点をうばいにでるが、
気温30℃というコンディションにつかれがたまり、
なかなか自分たちでボールをつなげない。
アメリカがうまくまもりきって、2連覇をはたした。
あぶなげない試合はこびで、
さすがとおもわせる圧倒的なつよさだ。
前半がおわったところで、
決勝トーナメントのゴールシーンがながれた。
日本が優勝した8年まえの大会よりも、
格段にボールのスピードがあがっている。
男子なみ、とはさすがにいえないけど、
日本人にはなかなかうてない強烈なシュートを何本もみた。
フィジカルでの差はいかんともしがたいから、
日本はパスサッカーにみがきをかけてきたわけだけど、
今大会をみていると、日本の停滞と、
ヨーロッパ勢の進歩がつよく印象にのこる。
日本の女子サッカーのたてなおしは
そうかんたんではなさそうだ。
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