2019年07月11日

ゴミだとおもっていたのが、じつは宝物だった、にしみじみとはげまされる

すこしまえのNHKスペシャルで、
DNAについてとりあげていたのを ときどきおもいだす。
遺伝子をつたえるDNAは、
全体のDNAの2%にすぎず、のこりのDNAは
ゴミだとおもわれていた。
でも、最新の研究により、ゴミだとおもっていたDNAに、
重要な情報もひそんでいることがわかってきた。
ゴミだとおもっていたのが、じつは宝物だった、というはなしだ。

たいせつでないひとなんていない、とよくいわれるけど、
こういう道徳のにおいのする語句をきくと、
ひねたことをいってみたくなる。
ゴミかとおもっていたら宝物、は
これとはまるでちがう。
宝物かもしれない、宝物のはずだ、ではなく、
うごかしようのない事実として、
ゴミではなく宝物なのだ。

わたしのように、なにかとくべつひいでたものがなく、
平凡を絵にかいたような人間は、
ゴミだとおもっていたのが、じつは宝物、に
しみじみと勇気づけられる。
気のせいではなく、かくじつになんらかの宝物が
わたしのからだにねむっている。
いまかいているブログだって、
ほんのすこしのひとによまれているだけだけど、
うもれてしまった記事のおおくは、
じつはそれぞれが特別な価値をもった宝物にちがいない。
また、よまれていないからこそ、
だれもしらないという状況は、アドバンテージである、
といえないこともない。
永遠の新人が、ここにうもれている。

よくにたはなしで、
チンパンジーと人間のDNAは99%おなじとかいうけど、
そんなことをいえば、
わたしと村上春樹さんだって きわめて共通点がおおい。
・ながい距離をはしったりおよいだりするのがすき
・ネコがすき
・料理をする
・ひとみしり
・機械によわい
にたところがたくさんありながら、
実績において格段の差があるのは だれの目にもあきらかだ。
箇条がきに条件をあげても、
全体像へはちかづけないのかもしれない。

たとえば、箇条がきにわたしという人間をあらわすと、
・身長180センチでほっそりした体型
・タバコをすわない
・かけごとをしない
・DVではない
・女性への差別意識がない(つもり)

かなりポイントのたかい男性におもえるけど、
女性にとってほとんど魅力がないようすだ。
ちゃんとみて!と不満なのではなく、
わたしの本質をするどくみぬくなー、と感心する。
ゴミにみえても宝物だから、べつにいいんだけど。

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posted by カルピス at 22:30 | Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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