「DAIGO’Sキッチン」がとりあげられていた。
大悟さんの料理は
調味料は「思うてるのの倍」がモットー
というから気もちいい。
からだにいい料理がもてはやされ、塩分やあぶらを
なるべくとらないように工夫するひとがいるけど、
大悟さんは そのまったく逆だ。
塩分をひかえるために、酢をつかったり、ダシをきかせたりは、
健康にはいいかもしれないけど、正論すぎておもしろくない。
「思うてるのの倍」調味料をいれるのは、
大悟さんも、あいかたのノブさんも、
こいめの味つけがすきだからで、
あいてによろこんでもらう、が料理のツボだとすれば、
大悟さんはとてもただしい。
ヘルシーだとか、さっぱりしてるとか、
しつこくないとか、意外とまろやかとか、
もっともらしい評価をまるで気にせずに、
「思うてるのの倍」調味料をいれる大悟さんに好感をもった。
わたしはこのごろ「もやチやき」をよくつくっている。
もやしとチーズ、それに片栗粉をまぜてやくだけという
ものすごくシンプルな料理だ。
はじめは豚バラをのせたり、タマゴをといたりしたけど、
そんなことをしておこのみやきに にせなくても、
シンプルなままでじゅうぶんおいしい。
まずくなるわけがない材料だし、もやしはいつもやすいし、
テーブルがさみしいときに たすけてくれる一品だ。
のこればそのまま おべんとうのおかずにもなる。
もうすこし料理らしいものとしては、ラタトゥイユがおすすめだ。
夏やさいがでまわっているので、材料にこまらないし、やすい。
ナス・ピーマン・ズッキーニ・ネギ・しいたけを、
「思うてるのの倍」くらいオリーブオイルをいれていためる。
ナスはあぶらをよくすうので、
たりなくなったら さらにオリーブオイルをたす。
あぶらがまわってきたら、トマトをすりおろし
ふたをして につめていく。
栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』では、
味つけにブイヨンと醤油をつかっている。
あつくてもおいしいし、冷蔵庫にいれて
つめたくなったままでもたべられる。
「思うてるのの倍」は、あんがい料理づくりにおける
ひとつの真理かもしれない。
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