いったん広島のアパートによってから、
実家であるわたしたちの家に 今夜かえってきた。
フィリピンのセブ島にある語学学校へでかけたのがことしの4月。
出発するまえに 留学についてたずねても、
こまかいことは本人もわからないようで、
わたしはどんな滞在になるのか、イメージがつかめなかった。
こんやは、謎だった部分について、なんだかんだと質問した。
たずねると、うっせーなー、とかいわず、
いやがらないで はなしてくれる。
・1クラス5人(韓国人2・台湾人2・むすこ)
・授業は基本的にマンツーマンで、
1日にひとコマくらいはクラスでのはなしあい
・学校が経営する寮でくらす。4人部屋をえらんだという。
・3回の食事と授業料、それに寮へのしはらいは、1ヶ月に13万円。
・(チョコレートマウンテンで有名な)ボホール島へいった?
いってないそうだ。はじめのころ
なんどかセブ島のビーチにいったぐらいで、
セブ島からでなかったという。
・じゃ、なにをいちばんしてたの?
あんがいまじめに勉強してたみたい。
・留学のあとでほかの国へ旅行にいけばよかったのに、
とわたしがいうと、
ぜんぜんそんなことはかんがえなかったそうだ。
・63キロの体重が、59キロになっていた。
体調をくずしたこともあったし、
フィリピン料理はあまりあわなかったという。
どれくらい英語のちからがついたかは おしえてくれない。
先生とマンツーマンでの授業をうけたら、
かなり英語になれるのではないか。
こんど英検をうけてみるそうだ。
21年まえにむすこがうまれ、
男の子の親になったのだから、
・いっしょに自転車ではしる
・キャッチボールをする
が、わたしのささやかなねがいとなった。
そしてこのふたつは、ぶじに実現している。
留学からもどり、子どものたしかな成長をかんじるのも、
とくにねがっていたわけではないけど、
親としてなかなかわるくない気もちだ。
わたしがはじめて外国へでたのは25歳のときだ。
むすこはいま21歳。
いい体験をしたのだろう。
すこしやせたぶん、表情がひきしまってきた。
4ヶ月ぶりにむすことあうココは、
それでもわすれてなかったようで、
いつものようにリラックスしてテーブルにあがり、
そのままねそべった。
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