2019年12月15日

村上ラジオによせられた相談に、村上さんがどうこたえたか

夜7時からの「村上ラジオ」をたのしみにしていたのに、
仕事がずれて ほんのちょっとしかきけなかった。
仕事にじゃまされるなんて、わたしらしくない。すごく残念。
でも、ネットをみると、
番組の内容すべてが、そっくりそのままサイトにあがっている。
https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/
今回の「村上ラジオ」は、音楽だけでなく、
メールでよせられたいくつかの質問に 村上さんがこたえている。
なんねんかまえに、「村上さんのところ」というサイトがひらかれ、
村上さんへの質問をうけつけ、
それに村上さんがこたえる企画があった。
こんかいは、「村上ラジオ」版の「村上さんのところ」だ。

かるい質問にまじり、どきっとするようなメールがよまれた。
16年一緒に暮らしている妻がいるのですが、先日来、口をきいてくれなくなり、メールで「私のことは放っておいて欲しい。 あなたと積極的に一緒にいる理由はもうない」と言われました。これは別れて欲しいということなんでしょうか。ホントに困っています。

お気の毒ですが、それはやはり「別れて欲しい」ということだと思います。ただし、黙ってすっと出て行かないで、そのようなメッセージをわざわざあなたのところに送ってくるというのは、まだ多少見込みがあるということです。 だから、なんでもいいからぺこぺこ謝るのがいいと思います。理屈をこねないで、とにかく誠意を込めてひたすら謝る。言葉の限りを尽くして詫びる。これしかありません。それが人生です。気合いを入れてがんばってください。

あんまり「お気の毒」とおもってないかんじで、
深刻がらずに村上さんがこうこたえている。
だいたいにおいて村上さんは、この手の質問にたいし、
わるいのは男です、というのが基本路線だ。
いつも女性の側にたち、無神経な男たちに
なんでもいいから とにかくあやまるようアドバイスする。
「理屈をこねないで」「ぺこぺこ謝る」のがポイントだ。

こんなふうに配偶者が口をきいてくれなかったら、
わたしだってこまってしまう。
メールで「放っておいて」というぐらいだから、
なぜ口をきかないのか、たずねても無駄だろう。
でも、理由がわからなければ
「誠意を込めてひたすら謝る」のはむつかしくないか。
とにかくあやまればいいとおもってるんでしょう、と
逆ギレされるような気がするけど。
でもまあ、経験豊富な村上さんが、
そこまでいうのだから、きっとただしいのだろう。
それが人生だといいきかせ、
「気合いを入れてがんば」るしかない。
こんな目にあったのが、わたしじゃなくてほんとうによかった。
タグ:村上ラジオ

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posted by カルピス at 21:35 | Comment(0) | 村上春樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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