中国とイタリアの大気汚染が改善されつつあるという。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200318-00010004-newsweek-int
人間からみれば、新型コロナウイルスはおそろしい伝染病だけど、
地球全体でかんがえると、環境がよくなるのだから皮肉なものだ。
人間の活動が、いかに環境をいためているかがよくわかる。
いま、おおくの国が入国制限にふみきっており、
国内の移動についても、でもできるだけ外出をひかえるよう、
それぞれの政府がもとめている。
とうぜん飛行機はでばんをうしなうわけで、
飛行機がとばなければ、空気をよごさないですむ。
地球にとって、人間こそが最大のやっかいものだ。
ヒューマニズムでは、ひとのいのちはなによりもとおとい。
ヒューマニズムは、人間だけを特別あつかいしすぎた。
ニューマニズムなんてしったことかのウイルスにとって、
ひろがるチャンスがあれば、国境など関係なく、
できるだけ仲間をふやそうとする。
新型コロナウイルスのひろがりによってはじめて、
世界は入国・出国に規制をかけた。
ひとの移動を制限し、活動をおさえるのは、
自由主義の国では不可能だったのに、
新型コロナウイルスがこれを実現した。
新型コロナウイルスがつくりだした状況が、
あらたなしくみをうみだすだろうか。
感染がおさまったとき、人間はなにをまなんでいるだろうか。
『風の谷のナウシカ』では、おそろしい毒をだす腐海は、
じつは人間が汚染した大地をよみがえらせていた。
人間は腐海をおそれながら、ほそぼそと生きている存在だ。
ナウシカの世界は、ヒューマニズムが意味をもたない。
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