島根の県立高校と、出雲市・松江市が、
国からの要請にしたがわず、学校をやすみにしなかったとかいた。
http://parupisupipi.seesaa.net/article/473862495.html
県内からひとりでも感染者がでれば、
状況はかわったかもしれないけど、
さいわいこれまでのところ、島根では感染者がでていない。
おとなりの鳥取もまた感染からまぬがれており、
知名度がひくい島根と鳥取が、
ともに感染者をださずに息をあわせている。
いろんな幸運にたすけられているのにくわえ、
なんといっても人口密度のひくさが要因ではないか。
都会にすむひとたちが、満員電車を利用しなければ
通勤・通学できないのにひきかえ、
島根は自家用車がおもな通勤手段だ。
密閉された空間で、おおぜいがすごす機会だって、
都会にくらべたらそんなにおおくない。
『サピエンス全史』(ユヴァル=ハラリ)では、
農耕がはじまると、おおきな集団でひとびとがくらすようになり、
伝染病がはやりやすい条件ができたと指摘している。
(初期の農耕民は)永続的な定住地が感染症の温床と化すだろうことも理解していなかった。
ひとがたくさんあつまってくらすのは、
リスクのたかい生活様式なのだ。
島根に感染者がでていないのは、あくまで「いまのところ」にすぎず、
いずれはほかの県とおなじ状況になるだろう。
それでも、スカスカの人口密度であり、
おおきな集団ができにくい地の利は
感染をおさえるのに、有力なアドバンテージとなるだろう。
老化がすすんでいる島根で 新型コロナウイルスがはやれば、
いっきに感染がひろがるかもしれず、予断をゆるさないけれど、
いけてない県の代表格である島根と鳥取が、
感染者のでていない、のこり9県にはいっているのがけなげだ。
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