2020年06月17日

「新しい生活様式」およびコロナ全般へのうらみ・つらみがたのしい向谷実さん

「らじるらじる」のききのがし配信で、
「音楽遊覧飛行・ミュージックエキスプレス」をきく。
担当は向谷実さん。

向谷実さんは、6月に計画していたコンサートが、
新型コロナウイルスの影響で延期となり、
かなりコロナに不満およびうらみがたまっているようだ。
きょうは、コロナへのグチをたくさんきけた。
あかるい声ではなされるので、くらい気分にはならないけど、
向谷さんは、そうとうコロナにくしの心境とみた。

番組がはじまるときのあいさつでは、
「新型コロナウイルスの影響でたいへんなことになってる」を
ふつかつづけてはなしていた
(ためとりしてるので、あたりまえかも)。
ほかにも、ことばのはしばしに、
コロナウイルスのやつめ、という感情をのぞかせる。

そのうち、「新しい生活様式」って、
ほんとにそこまでやらなければいけないんですかね、
がポロっとこぼれた。
さすがにそんなことをいってはまずかも、と
あわてて発言を撤回し、
みんなで「新しい生活様式」をがんばりましょう、
なんて いいつくろっていた。
向谷さんは、自粛期間中、ずっと家にいて、
このまえやっと会社にいけたのだという。
業務内容は、「命をまもること」。
コロナに文句をいってみても、
だいじなのは命であるとちゃんとわかっているからこそ
こんな業務内容がでてくるのだろう。

火曜日は、雨をテーマにした曲がかかる。
うっとおしい梅雨にはいったけど、じめじめをふきとばしましょうと、
月曜は「気分盛り上げ系のジャズ・フュージョン」だったのに、
つぎの日は一転して 雨には雨、なのだそうだ。
といっておきながら、番組の後半には、
かまやつひろしの「どうにかなるさ」がかかる。
この曲、雨とぜんぜん関係ないんですけどね、
と向谷さんは自分でつっこんでいる。
もともと鉄道とはまったく関係ない曲をながしながら、
「鉄道と音楽をテーマに」する番組といってるのだから、
雨と関係ない曲がかかっても、どうってことない。

「どうにかなるさ」がはやっていたころ、
鉄道オタクの向谷さんは、
鉄道の写真をとりながら「どうにかなるさ」を
うたっていたのだそうだ。
うー、いいおもいでだなー、といっておいて、
「新しい生活様式」でがんばりますけどね、
とまだいってる。
きょうは、なんども関係ないところで
「新しい生活様式」をがんばります、をきく。
冒頭の失言をおぎなうというより、
コロナに因縁をつけたがる向谷さん。おもしろいおじさんだ。
たいていの番組が、まじめな顔をして
コロナとのつきあいかたなんかをとりあげるのにたいし、
向谷さんはずっとコロナへのグチをこぼしている。
影響のすくないラジオだからできるのかもしれないけど、
向谷さんみたいに本音をいってくれたほうが信用できる。
これだけコロナへのうらみ・つらみを、
かくさずに口にしてくれる番組はめずらしい。

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posted by カルピス at 21:49 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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