ふるくからやってるお店にでかけた。
トンカツをつかった料理といえば、
カツ丼やカツカレーが一般的だけど、
松江ではカレーのかわりにデミグラスソースをかけた
「カツライス」がむかしからたべられていたという。
いわゆる郷土料理のひとつらしい。
ネットをみると、カツライスは島根県東部のソウルフード、
という説も紹介してある。
松江カツライス研究会なんていうのもつくられていた。
https://www.fnn.jp/articles/-/36425
わたしは松江うまれの松江そだちなのに、
これまでカツライスをたべたことがないような気がする。
配偶者をさそい、ひさしぶりの外食となった。
新型コロナウイルスの影響で、営業時間はみじかくなっていたけど、
お客さんがよくはいっていて、わたしたちがお店についたとき、
あいているテーブルはひとつだけだった。
そのあとも、たべおえたお客さんがでていくとすぐに、
あたらしくお客さんがはいってくる。
お客さんは、マスクをつけてお店にはいってくるけど、
たべるときはもちろんマスクをはずすし、
テーブルについたてなどなく、いつもとおなじかまえだ。
お客さんがかえり、テーブルをかたづけるとき、
スタッフのかたが、メニューをひらいて消毒していた。
コロナの影響をかんじたのは、それくらいで、
リラックスして外食をたのしめた。
わたしはまよわずカツライスを、配偶者はオムライスを注文した。
どちらかというと、オムライスがよくしられたお店なのだ。
もってこられたカツライスはサラダつきで850円。
トンカツにデミグラスソースがかけてあるだけなので、
みためはとてもシンプルだ。
ネットでは、「たっぷりのデミグラスソース」とあるけど、
わたしには、そんなにたっぷりとはおもえない。
ハヤシライスじゃないのだから、
ソースとしてはこれがあたりまえの量なのだろう。
ふつうにたべていくと、どうしてもごはんがあまってしまう。
みかねた配偶者が、自分のオムライスについていたソースを、
わたしのごはんにかけてくれた。
おいしいけど、これがソウルフードといわれると、しっくりこない。
カツ丼のもつ迫力、ゴージャスさのほうが
貧乏性のわたしにはあっている。
ちなみに、配偶者が注文したオムライスは、
しっかりたまごがやかれていて、いまはやりの
半熟たまごによるオムライスではない。
むかしながらのすがたをたもっていて好感がもてた。
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