「桃は好きですか?」がのった。
http://yaginome.jp/?p=2754
果物売り場で販売の女性が「桃はお好きですか?」と通り過ぎる人に声をかけていた。
ある男性が「ええ、まあ、はい」と答えたら、では買っていきませんかと勧めていた。
桃が好きであることと、今日買うかどうかは別の話である。
だけど、じゃあどれにする?と話をつなげているのが素晴らしい。セールストークのお手本のようだ。
マッチ売りの少女も「マッチを買ってください」じゃなくて「マッチはお好きですか?」と聞けばよかったのだ。
大好き!って人がいたらそれはそれでやばい。
ひととの会話をもりあげるのは、
「はい」か「いいえ」でこたえられる質問はしないほうがいい、
というのをどこかでよんだ。
会話がそれっきりでとぎれてしまうからだ。
記事にとりあげられた果物うりばの女性は、
「はい」か「いいえ」でこたえられる質問をしている。
あまりよくないようにみえるけど、
そこは果物うりばという、限定された空間なので、
はじめからあまりややこしいといかけはできない。
気やすい質問をなげかけておいて、
「じゃあどれにする?と話をつなげているのが素晴らしい」
と林さんはいう。
桃がきらいなひとはあまりいないだろうから、
「すき」とお客がこたえたら、そのあとをつづけられる。
質問は、どうといかけるかがすべてだ、なんておもっていたら、
林さんがかいたべつの記事に、
「質問形式の人が苦手」というのがあった。
僕 「そのTシャツいいじゃん。どこで買ったの?」
質問形式の人 「どこだと思う?」
僕 「?」
僕が質問していたはずである。なんで質問に質問で返すのか。さほど興味がないときの質問形式のときも困る。
「これいくらだと思う?」
会話をはずませるいい質問って、むつかしい。
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