糸井重里さんが人生の目的についての新説をうちだしている。
トイレでしゃがんで考えた。
幼い頃から、だいぶ、こういうことしてきたなぁ。
これを、排泄だと思うとなんだかめんどくさいけれど、
こっちの仕事のほうがメインだと考えたら、どうだろう。
わたしたちは、U-COを製造するために生きているのだ。
そのために食べて、さまざまな原材料を摂り入れている。
製造する器官を維持するために、運動もする。
健康なU-CO工場は健康な生活がつくるものだからね。
人間の根本的な生きる目的は、U-COをつくること、
だとしたら、それ以外のほとんどのことは趣味だ。
勉強ができるとかできないとか、
仕事をしたとかしないとか、恋をしたとかしないとか、
そんなものはU-COの製造の片手間にやることなので、
あんまり重きを置かないほうがいいというわけだ。
いまだって、こんな文章を書いているけれど、
こういうことをしていかないと、
U-CO製造の材料を買えないから、やっているのだ。
人生の目的は、U-COづくりなので、
それ以外の大事でないことに価値をおかないようにね。
人生の目的は、うんこの製造にあったとは。
そうかんがえると、すごく気がらくになる。
ことしの夏も、いつもながら あつい日がつづく。
あついからと、はしるのをやめる理由にしていたら、
はしる日なんてなくなるので、あつくても だるくても、
とにかくはしりだそうと自分にいいきかせてきた。
なんとしても、月に20日はからだをうごかさなければ。
でも、うんこをうみだすのが大切なのだから、
あつさでヘロヘロになりながらはしるよりも
じゅうぶんにからだをやすめ、
コンディションをととのたほうがいいのでは。
糸井さんの新説をしってから、
こわばっていたわたしの脳みそからちからがぬけた。
「人生の目的は、U-COづくり」は、
ものすごくふにおちるかんがえ方だ。
うちにはネコ用のトイレがおいてあり、
まいにちちいさなスコップでそうじする。
わたしがゴソゴソうごいていると、
ネコたちがよってきて、おしっこやうんこをすることがある。
ネコは、うんこをすると、そのあとにしつこいぐらい砂をかける。
足でトイレをかきまわされるとそうじが大変なので、
わたしがいつのまにか身につけたのは、
ネコのおしりからおちてすぐのうんこをスコップでかすめとり、
ネコに仕事をさせないこととなった。
砂をかけたいネコとのきわどい競争になり、
なんだかいじわるしてるみたいでもある。
こんなところでネコとあらそってどうするのだと、
自分のやってることが、自分でもよくわからなかったけど、
「人生の目的は、U-COづくり」の説をしると謎がとける。
自分のうんこだけでなく、うんこにまつわるすべてに関心をもつのは、
きわめて自然なこころのもち方といえる。
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