2020年09月03日

岡田メソッドによるFC今治の進化がたのしみ

元日本代表監督の岡田武史さんによる
「岡田メソッド」がなにかと話題をよんでいる。
本にのっているコピーによると
「自立する選手、自立する組織をつくる16歳までのサッカー指導体系」
なのだそうだ。

新聞の記事でも岡田メソッドが紹介されていた。
「16歳」というのは、スペインのサッカーがモデルになっている。
FCバルセロナの指導者とはなしたとき、
日本にはプレーモデルがないのに おどろかれたという。
「スペインにはプレーモデルというものがある。その型を選手が16歳になるまでに身につけさせる。その後は、選手の自由にさせる。日本には型がないのか?」

日本は伝統的に和を尊び、同調圧力が働く。コーチに従順な上意下達も根強い。だからこそ、早く原則を習得させ、その後の創造性、主体的な判断を促す。日本人にこそ必要な指導理論という確信に至った。

(19年10月の)U-17ワールドカップ(W杯)の映像を見せてもらったんだよ。その中に、準決勝のブラジル対フランスがあったんだけど、フランスが地元のブラジルを圧倒して前半15分で2-0とリードした。ブラジルはなんとかハーフタイムを迎えるんだけど、そこで控えの選手も混じって選手全員がグラウンドの中でウワーッと言い合いを始めたんだ。そこには監督もコーチもいないよ。選手だけ。そうしたら後半に入って逆転しちゃった。
 これなんだよ。日本の場合、淡々としていて、どこか冷めていて、「何を修正してくれるんだろう」という感じでロッカールームに戻っていく。

せんじつよんだ『平畠啓史 Jリーグ56クラブ巡礼2020』では、
岡田さんがオーナーをつとめるFC今治もとりあげられている。
2014年、オーナーになった岡田武史氏は、2025年にはJ1で常時優勝争いをするチームとなり、ACLで優勝を目指すと目標を掲げた。

FC今治には、2019年から元日本代表の駒野友一選手がくわわっている。
駒野さんというと、オシムさんが代表監督をしていたときに、
サイドバックとして よく出場していた。
はげしく上下動をくりかえす姿が印象にのこっている。
はでさはないけど、一生懸命なプレーぶりがわたしはすきだった。
あの駒野さんがFC今治にいて、J3への昇格に貢献したとは。

いまJ3のFC今治が、2025年を目標に
J1で優勝をあらそうチームになるには、
J3・J2を、1、2年ずつでかけぬけるのだろう。
監督からの指示まちではなく、自分たちでかんがえ、
判断できるチームがあらわれるのをたのしみにまちたい。

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posted by カルピス at 22:06 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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