本屋さんでかったり、アマゾンからとどいた数冊が、
机のうえで出番をまっている。
『老人と海』
(ヘミングウェイ・高見浩:訳・新潮文庫)
いまさらながらの『老人と海』。
朝日新聞に、1966年以来の新訳としてとりあげられていた。
高見浩さんの訳がわたしはすきなので、
『老人と海』デビューをする気になった。
脱マッチョ路線なのだという。
福田恆存さんによる旧訳もよんだことがない。
すこしよみはじめてみる。
たしかに、いかにもタフガイ、という男性ではなく、
少年にいろいろ気をつかってもらう、
ひとりの老人としてはなしがスタートしている。
少年にビールをおごってもらったり、
なじみの店から夕ごはんをさしいれしてもらったり。
それをすんなりうけいれられるのが 新訳の「老人」なのだろうか。
『幻のアフリカ納豆を追え!』
(高野秀行・新潮社)
『謎のアジア納豆』につづく納豆本。
前作では、アジアにも納豆があることをおしえてくれた高野さんが、
こんどはアフリカにも調査の足をのばす。
まだ53ページなのだけど、アフリカにも納豆があった!
ナイジェリアのひとたちに、
「日本にもダワダワ(むこうの納豆)がある」
と高野さんがはなすと、
「ナイジェリアから輸入してるの?」とたずねられる。
納豆は、世界じゅうで、
自分たちだけがたべていると おもわれているのがおかしい。
『国対委員長』
(辻元清美・集英社新書)
政治にはほとんど関心がないけど、
ピースボートをはじめたときの行動力をしってから、
辻元さんのうごきに注目してきたので。
『忖度しません』
(斎藤美奈子・筑摩書房)
斎藤美奈子さんの本は、
デビュー作の『妊娠小説』以来、ほとんどよんでいる。
ひとつのテーマにそって3冊をとりあげる連載の3冊め。
『「その日暮らし」の人類学』
(小川さやか・光文社新書)
朝日新聞土曜日版beに小川さんの仕事がとりあげられていた。
おもしろそうだけど、どこがおもしろそうなのか
いまひとつわかりにくい仕事をされている。
これはよんでみるしかない。けど、
『チョンチンマンションのボスは知っている』は、
2050円とたかいので、まずは新書からはいってみる。
『還暦からの底力』
(出口治明・講談社現代新書)
きょうの朝日新聞の書評でとりあげられていた。
「若い人が高齢者を支えることは自然の摂理に反すると、
高齢者をぽんと突き放す。」
というからおもしろそうだ。
らいねんに還暦をむかえるものとして、よみたくなった。
『ユーラシア大陸自転車横断一万五千キロ』
(山尾一郎・山陰中央新報社)
アルバイトさきのハービショップへいくと、
お店のカウンターにこの本がおいてあった。
著者の奥さんがもってこられたもので、
山尾さんご本人は、6月になくなられたという。
本をめくってみると、シベリア鉄道でフランスにでて、
アジアをめざすむかしながらのスタイルだ。
1980年におこなわれた自転車旅行なので
いまの旅行記とはずいぶんちがうのだろう。
ほとんど写真はなく、びっしりと文字がうまっている。
著者の情熱がつまった本という印象をうける。
『福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねえかよ!』
(カンニング竹山・KKベストセラーズ)
図書館でみつけた。
いまもちゃんと福島のことをつたえるなんて、
カンニング竹山さん、えらい。
どんな内容なのかたのしみ。
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