行事部を担当する職員に声をかけらた。
ことしもまたボジョレーのとき仮装をするのでよろしく、
ということだ。
わたしのつとめる介護事業所では、
まいとしボジョレー ヌーボーの解禁日に、
利用者のご家庭と、お世話になっている方々へ、
ボジョレー ヌーボーと、ささやかなプレゼントをおくるのが
もう10年以上つづくイベントとなっている。
このとき、ただボジョレーをわたすのではなく、
なぜか職員が仮装して訪問するきまりになっている。
まいとしこの時期がくると、仮装のアイデアにくるしみ、
プレッシャーのなかで当日をむかえることとなる。
ことしは、これまではなしがでてなかったから、
コロナ騒動でおながれになったのだろうと 安心していた。
はでな仮装はにが手なので、デイリーポータルZの
「地味ハロウィン」をそのままパクって、
ふだんそこらへんにいるひとの仮装でわたしはごまかしてきた。
派手な仮装やパーティーは恥ずかしい、でも仮装はちょっとやってみたい。そんなおもしろがりな地味ピープル(地味ピ)のためのハロウィンです。仮装は身近でとんちのきいたものばかり。毎年会場は互いのとんちを称え合う場となっています。(地味ハロウィンとは)ーデイリーポータルZよりー
宅急便のおじさんや、回覧板をまわしにきた町内会のひとを
これまで仮装してきたけど、もうネタがつきた。
デイリーポータルZのサイトをみると、
新型コロナウイルスの感染をふせぐために、
ことしはいちだんと地味なハロウィンにとりくむようだ。
https://dailyportalz.jp/kiji/jimihalloween2020
リアル参加は、会場にはいる人数を制限しておこなわれる。
会場は入場者を収容人数の半分に抑え、座席間のスペースを空け、会話も控えるなど、地味ハロウィンの名に恥じない地味な雰囲気作りを行います。地味ハロウィン史上、最高に地味に行います!
リモート参加やツイッターでの参加もうけつけているけど、
応募者がおおいときは、デイリー側がえらぶ
(偉そうでごめん、ということわりがある)。
コロナとハロウィンは、いかにもなじみそうにない。
これまでは、たくさんのひとが
どこかの会場にあつまっていたのだから、
まさしく3密の状況でおこなわれていた。
それをことしは、地味に、ひっそりと、
でもたのしんで、というのだから、かなりハードルがたかい。
デイリーポータルZらしく、地味ハロウィンをたのしめたらいいけど。
わたしは、なにもアイデアがでなければ、
林雄司さんの「ハトマスク」をかぶろうとおもう。
アマゾンをみると、いちばんやすいのは1290円なので、
かるい冗談としては、そんなにたかくない。
これまでの地味路線とはちがうけど、
堂々とした鳩の顔はあんがい迫力があるので、
インパクトのあるボジョレー配達になるかもしれない。
10人くらいがハトマスクをかぶって玄関にあらわれたら、
それはそれで、悪夢のような訪問者になりそうだ。
スポンサードリンク