雨宮まみさんは、どのように女子をこじらせたか。
そもそも、女子をこじらせるとは、どういうことなのか。
それは本書をよんでいただくとして
(なんのための記事なのか?)、
雨宮さんの文章はとてもよみやすい。
プロのライターなのだから、よみやすいのは あたりまえだ。
わかい女の子、というだけで、
わたしは、どうせたいした文章じゃないだろうと、
偏見をもっているのに気づく。
男子をこじらせているつもりはないのに、
男社会に生き、男目線で女子をみているわたし。
自分がなぜ女子をこじらせるたかを、
雨宮さんはこまかく分析し、赤裸々にあきらかにしていく。
自分の性とむきあい、性欲とむきあうこと。
上野千鶴子さんの解説がまたすばらしい。
18ページもあり、解説というより論文になっている。
女性でなく、なぜ女子なのか。
この本のタイトル「女子をこじらせて」は、
どうしても「女子」でなければならなかった。
上野さんは、
「女子問題」はこれまでの「女性問題」とは違うかもしれない。
ととらえている。
ある日、ラジオを聴いていたらこんな歌詞が耳に届いた。「♪ちょっとお人よしがいい」、「♪くどかれ上手な方がいい」・・・翻訳しよう、「ばかで扱いやすい女がいい」「パンツ脱ぐのに、オレサマにテマかけさせんな」。わかりやすさに卒倒しそうになる。裏返せば、この程度のちょろい男ならかんたんにコスプレで騙すことができるということでもある。
演歌ではよくありがちな歌詞であり、
なぜこんな歌をおおくのひとがよろこんでうたい、
女性歌手にも演歌をうたうひとがおおいのはなぜなのか
わたしにはぜんぜんわからない。
ちなみに、わたしはズボンのことをパンツといわない女性がすきだ。
ズボンはズボン、パンツはパンツだ。パンティーでもない。
雨宮まみさんは、ちゃんとパンツとかいているからえらい。
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