2021年01月11日

夢のなかでフルマラソン4時間30分をきる

フルマラソンで3時間30分をきった夢をみた。
どーせたいしたタイムはでないし、と
気のりうすではしっていて、時計をみたら、
なんとか3時間半をきれそうだ。
懸命にラストスパートをかける。
夢だから、自由自在にからだがうごき、
いくらでも足をはやくうごかせる快感がすごい。

現実では、ヨタヨタとしかあるけないのに、
夢ではあるけるし、はしれる。やがてふっと体がういて
気がつけば、空をとんでいる、というはなしのながれは、
きょねんの「きらクラ」で朗読された
『わすれられないおくりもの』をおもいだす。
年をとり、もうすぐ死をむかえるアナグマが、
ある夜、夢をみると、わかいころのようにはしりまわわっている。
やがてからだがうきあがり、トンネルのさきにむかい、
宙をとんでいく、というはなしだ。
夢から目をさますことなく、アナグマは息をひきとるのだけど、
わたしが死ぬときも、こんかいの夢のように、
ありえなスピードで いつまでもはしりまわれたらうれしい。
長距離ランナー冥利につきる最期だ。

1月も11日となり、ようやく日常がもどってきた。
年のくれからお正月にかけて、どうしてもへんな期間となる。
「あけましておめでとうございます」をいわなければならないし、
テレビやラジオの番組がかわり、新聞の紙面もいつもとちがう。
この「いつもとちがう」のがわたしは苦手で、
なんとなくうきあしだったかんじがいやだ。
年末スペシャルはいいけど、新春特別企画はいや、と
自分でも どこらへんで線をひいているのかわからないけど。
11日となれば、たいていのことがもとにもどってきた。
もう「おめでとう」とはいわなくていいし、
職場での仕事もいつものくりかえしがはじまる。
平凡な日常が、いつものようにくりかえされるしあわせ。
いつまでもつづかないことはわかっていても、
いつまでもつづくことをねがっている。

スポンサードリンク



posted by カルピス at 19:44 | Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: