2021年02月02日

ロードレース男子部が「ツール・ド・北海道」で会心のレース(チャリダー)

録画しておいた番組が底をつき、すでにみたはずの
「チャリダー ツール・ド・北海道」をもういちどひっぱりだす。
みたはずなのに、まったくおぼえていない。
番組のデーターをみると、2019年の11月に放送したものだった。
1年以上たつと、まるではじめてみる番組なのは、
徳をしたような、もったいないような。

番組は、チャリダーのロードレース男子部が、
ツール・ド・北海道に挑戦する、という内容で、
監督の筧五郎さんと4人のメンバーが参加している。
そのまえにおこなわれた壱岐の大会では、
いいところがなかった男子部なので、
北海道で結果をのこしたいところだ。
五郎さんが基本となる作戦をたて、
4人の選手にそれぞれ役割をふりわける。
エースはシュガー(佐藤さん)で、
この大会をめざしてトレーニングにはげみ、
体重も3キロしぼってきた。
まず、恭司郎さんがスタート直後に集団をぬけだす。
ほかの選手たちを五郎さんがもたつかせるあいだに、
恭司郎さんとシュガーさんが距離をかせぐ。
ゴールまえ1キロで伊織さんがおとりとしてアタックをかけ、
くいついてくるライバルたちをつかれさせておき、
シュガーさんがラスト100メートルでいっきにスパートする、
という役割分担だ。
文平さんは、これまで参加したレースで結果をだせず、
7戦ちゅう5リタイアと、自信をなくしていることから、
五郎監督は文平さんに、なにもせずに、
ただはしっているだけでいい、と指示をだす。

それにしてもロードレースはかけひきがすごい。
ライバルたちから ちからをけずるように、
さきをいかせたり、ほかのチームときそわせたり。
五郎監督は経験豊富なので、ほかのチームにニセ情報をながす。

・ここで追いつかんとレースがおわるぞ
・恭司郎はめちゃくちゃはやいから、みんなおいかけてね

なんて声がけでスパートさせ、自分たちのチームはちからを温存する。
からだを限界ちかくまでおいこみ、
時速40キロ以上のスピードではしる選手たちは、
どうしても冷静な判断をうしないがちで、
耳にはいってくる声に影響をうけやすい。
状況を判断し、プランBやCをすぐにうちだせる
五郎監督の采配がひかった。

レースは、五郎監督がたてた作戦そのままにはすすまなかったものの、
ゴールまえではもくろんでいた状況となる。
ゴールまえ100メートルでシュガーがアタックをかけ
ギリギリでライバルをかわし、1位でフィニッシュする。
メンバーそれぞれが自分の役割をはたし、
ロードレース男子部として、会心のレースとなった。

ロードレースをみていると、チームでなにをしようとしているのか
素人のわたしにはさっぱりわからないことがおおいけど、
チャリダーでは作戦と、それにともなうかけひきを、
ていねいに説明してくれる。
ツールドフランスでは、レベルがたかすぎてわからないうごきでも、
ツール・ド・北海道くらいになれば、
状況を解説してもらえると、わたしでもなんとかついていけた。
ロードレースの魅力がよくわかるレースだった。

印象にのこったのは、文平さんが5位にはいったこと。
なにもせずに、ただはしっていたら5位になれるのが
ロードレースのおもしろいところ、と五郎監督がいっていた。
いろいろかけひきをすると消耗させられるけど、
1位をめざさずに、ただはしっているだけなら、
あんがいいい順位でゴールできるというのが教訓にみちている。
自分のペースではしりつづけるひとがいたら、
レースとしてのおもしろみはなくても、
それなりの結果がついてくるというのが人生訓みたいだ。

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posted by カルピス at 21:54 | Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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