バイエルン=ミュンヘン対ティグレス(メキシコ)をみる。
1-0でバイエルンが優勝をきめたわけだけど、
点差以上にバイエルンの猛攻が印象にのこる。
ティグレスも、ときおりゴール前までせまるものの、
ノイアーにはばまれて きめきれない。
後半にあげた1点をバイエルンがまもり、そのまま試合終了となる。
決勝点となった1点は、バイエルンの選手があげたクロスに、
味方がヘディングであわせたものだ。
ディフェンスラインがきれいにそろっていた場面で、
ちょうど真横でプレーをみていた副審が、
すぐに旗をあげてオフサイドをしらせている。
オフサイドかどうかで微妙だったため、
VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)にもちこまれた。
前半にも、おなじようにオフサイドをめぐるプレーがあり、
VARによりオフサイドの判定となった。
ゴールまえにいた選手が、ボールにはからまなかったものの、
キーパーのうごきに影響をあたえたという判定で、
得点はみとめられなかった。
オフサイドは微妙なケースがおおく、あらためてビデオをみると、
どうしてもオフサイドの位置にみえがちだ。
VARによる判定は、正確かもしれないけど、
試合のながれをとめ、判定を おおくの場合かえてしまい、
わたしはすきではない。
もういちど、決勝点となったプレーにもどると、
副審はオフサイドといっているのに、
VARがオフサイドではないと判定しためずらしいケースだ。
映像をスローでみると、たしかにラインより手がでている。
目でみてもわかるのだから、これをVARにかければ、
さらにオフサイドが確実になりそうにおもえた。
しかし解説の岡田さんは、(オフサイドかどうかをみるのは)
「手ではなく、からだの中心だからね」
とはなす。
そのことばがきこえたかのように、VARは副審の判定をくつがえし、
主審はオフサイドではなかったと判定した。
いつもとちがう展開が意外だった。
VARのシステムが成熟したのならいいけど。
いっしょに試合(の録画)をみていた配偶者が、
いまいちオフサイドがわからない、といいだす。
画面がちょうどディフェンスラインに
便宜上の線をつけていたので、それをつかって説明する。
キーパーと攻撃側の選手とのあいだに、
かならずひとりは守備側の選手がいなければならないこと。
もともとはゴールちかくで
ボールをまちうけるのをきんじるルールだったこと。
ボールをけった瞬間の位置なんて、目ではなかなかおえないので、
そんなに気にしなくてもいいことがいちばんだいじだ。
100%正確な判定とはかぎらないことを
暗黙の了解にしたルールだとおもったほうがいい。
それをVARが、正確さをおいもとめて つまらなくしてしまった。
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