かかりつけの獣医さんに連絡して、去勢手術をおねがいする。
でも、おことわりされてしまった。
先生も高齢となり、手術がたいへんになったためのようだ。
いつもこの病院ですべての治療をおねがいしているので、
こんかいもとうぜんひきうけてもらえるとおもってたのに。
ネコをかっているしりあいに連絡して、
おすすめの獣医さんをおしえてもらう。
いまはどこの病院も去勢手術の予約がいっぱいで、
数ヶ月またないといけないかも、といわれる。
新型コロナウイルスの影響で、きょねんできなかった手術が
ことしにずれこみ、どこの病院も予約でいっぱいらしい。
動物病院はたくさんあっても、
評判のよくないところへはいきたくないし、
なかには血液検査をしてからでないと、
手術をひきうけないところもあるという。
費用もさまざまなので、あらかじめ承知しておきたい。
はじめに電話した病院は、7月までまたないと、といわれ、
べつの病院にあたると、そちらも6月までいっぱい、ということだ。
プリンはこのごろさかりのついたなき声をあげるようになり、
あきらかにおとなの仲間いりをしつつあるようすだ。
イライラしておちつかない。みていてもつらそうだ。
まえは外にでなくても 家のなかだけですごせていたのに、
このごろは必死に外へでようと わたしたちのスキをうかがっている。
ネコとくらすことは、彼らの野生とつきあうことでもある。
子ネコのかわいい時期をすぎると、すぐおとなになって、
野生の血をたぎらせるようになる。
赤ちゃんとしてせっし、ネコかわいがりをしてきたのに、
オスとして目ざめつつあるプリンにわたしはとまどう。
スプレー行動(おしっこを、あちこちでする)
をするようになるとたいへんなので、
できるだけはやく去勢手術をすませたいところだ。
家のちかくの動物病院をおしえてもらい、電話をいれる。
かかりつけの病院でことわられたことをはなすと、
予防接種をしてあるかを確認され、
いちどネコちゃんをみさせてもらったうえで、といわれた。
その日のうちに病院へつれていくと、
去勢手術についてくわしく説明されたうえで、
6月18日が手術の日ときまった。4ヶ月さきなので、
しばらくプリンのイライラにつきあわないといけない。
あっという間におとなになってしまったプリンをなでる。
からだはまだちいさく、体重は3.7キロしかないのに、
プリンの内面は もう一人前のオスにそだちつつある。
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