日本対韓国 3−0で日本
きょねんの10月におこなわれた国際親善試合は、
オランダを舞台に、海外組だけが招集された。
新型コロナウイルスへの対策をかんがえると、
日本国内でプレーする選手を外国によぶのは
いろいろむつかしい点がおおかったからだ。
横浜でおこなわれた きょうの韓国戦では、
国内からあらたに8人がよばれたのにくわえ、
海外からも9人の選手が招集されている。
感染対策のため、国内組とはちがう会場で食事をとり、
エレベーターもかえ、合同での練習が制限されての合流だという。
試合は、3−0で日本の快勝におわった。
試合開始から日本がいいリズムでボールをまわし、ゴールにせまる。
前半のうちに2点、後半の38分に、とどめとなる3点目がはいると、
韓国はがっくりきて戦意がうせていた。
いま、日本には、海外でプレーする選手がたくさんいるし、
Jリーグにもうりだしちゅうの選手がおおく、
どう選手たちをくみあわせていくのか、
森保監督はなやましいところだろう。
好調の川崎フロンターレだけでも
代表なみのつよいチームになりそうなのに、
ほかのチームにも、代表によびたい選手たちがゴロゴロいて、
いまの日本は これまでにないほど選手層があつくなっている。
U-24にもいきのいい若手が名をつらねており、
彼らにもA代表で活躍できるちからがある。
チームづくりがなやましい、というよりも むつかしく、
ますます監督のちからがとわれる状況だ。
W杯は来年にせまっているのに、
いまは選手たちの適正をためしている段階で、
これからどんなチームにしていくか、まだみえていない。
先発した守田・遠藤のボランチがよかったし、
先発したフォワードの鎌田は2点目をあげた。
かわってはいった江坂も攻撃に存在感をみせたし、
大迫はあいかわらずボールをおさめ、
右サイドの伊東純也のスピードは魅力があった。
スピードといえば、交代ではいった浅野は
スピードをいかして得点チャンスをうみだし、
これまた交代ではいった古橋も、自分らしいプレーで
ゴールにせまっていた。
ボランチの遠藤は、ドイツでの好調そのままに、
たのもしいプレーをみせつづけた。
遠藤があげた3点目は、韓国の戦意をうしなわせるのに
いいタイミングでの得点だった。
ピッチにたった全員が自分のプレーをアピールし、
ますます先発メンバーをきめるのがむつかしくなってきた。
レギュラーといえるのは、センターバックの吉田と富安、
それにフォワードの大迫ぐらいで、あとはだれがはいっても、
自分のもち味をいかしたプレーができる。
得点は3−0だったけど、あと3点くらいはいってもおかしくないほど
前・後半をとおして日本はチャンスをつくりつづけ、
韓国相手にあぶなげなく完勝している。
彼ら全員が活躍したら、いったいどんなチームになるだろう。
豊富な人材をいかした パスサッカーの成熟に期待したい。
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