2021年04月12日

失敗が気にならなくなるまで失敗をかさねるという仕事のすすめ方

「本の雑誌社」の営業を担当している杉江さんが、
ブログ「帰ってきた炎の営業日誌」で
仕事の準備をどうすすめるかについてとりあげていた。
http://www.webdoku.jp/column/sugie/2021/04/06/061605.html
何もかも用意周到にして前日までにはすべてのことを終えている私に、「杉江さんはなんでそんないつも心配症なんですか? 失敗に対する恐怖? 自尊心? 子供の頃のトラウマ?

としりあいにたずねられたという。
私は確かに失敗を極度に恐れており、なぜそんなに恐れるのかといえば、やはり心のどこかで仕事ができる人間と思われたい、あるいは人から叱られたくないという気持ちがかなりあるのではないかと思い至ったのである。

と杉江さんは自分の心理を分析している。

たずねたほうのひとは、準備をどうとらえるかについて、
何事も当日に一気にやり進めるという性分らしい。それで毎回失敗するから失敗が気にならなくなったそうだ。

ふつうなら、失敗すれば それにこりてあらためそうなものだけど、
気にならなくなるほど失敗をかさねるというのがすごい。
それぐらいでないと、おおきな仕事はできないかも、と
気がちいさくて、失敗におびえるわたしはおもった。
なにごとも気にするから気になるのであり、
といっても、気にするな、といったところで、
気になるひとは どうしても気にしてしまう。
けっきょく、気にする・しないは性分なのであり、
あとからなおしたり追加したりは基本的にできない。

人生の極意は、過去や将来にとらわれず、
いま、目のまえのことだけをかんがえること、とよくいわれる。
ということは、「何事も当日に一気にやり進める」スタイルは
けしてまちがっておらず、純度のたかい生き方かもしれない。
「いま」しかない。「いま」のことしかかんがえない。
子どもがそうだし、犬やネコも「いま」しかないような気がする。
その姿勢は 自由ともつながっており、
いろんなことにとらわれないから、自分のやりたいことに集中できる。
自由とは、失敗が気にならなくなるまで失敗しつづけること、
だとしたら、失敗とか成功とかは どうでもよくなってくる。
ひとの評価などを気にするから雑念がまざるのであり、
ものごとの本質は、失敗しても なにもかわりはしない。
失敗を意識からおいやってしまえば、
自分がやりたいことを、ストレートに表現できそうだ。

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posted by カルピス at 21:28 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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