2021年04月15日

人新世時代に、なにを実践するか

職場が斡旋するお弁当がやすみの日は、
チェーン店のお弁当屋さんにたよることがある。
4つくらいのお弁当をかって事業所にもどり、
たべおえた容器をあつめると、あまりにも
膨大な量の「ゴミ」をだすのにおどろいてしまう。
こんなことをやってたら、日本はほろぶぞ、というレベルの量だ。
テイクアウトをするお店がふえているということは、
それだけプラスチック容器もたくさんつかわれているのだろう。
資源のことをかんがえたら、もちかえりより
お店でたべたほうがゴミはでない。
レジ袋やストローにつかうプラスチックなんて、
全体からすれば、ほんの微々たるものだろう。
やらないよりはやったほうがいいのはもちろんだけど、
そのていどの配慮ではどうにもならない。

『人新世の「資本論」』(斎藤幸平)をよみ、
テーヘンだ、テーヘンだとさわぎたて、
しりあいにすすめ、感想もはなしたけど、
じっさいになにをするかというと、なにもしていない。
スーパーで肉や魚をかうと、お店にそなえつけられた
うすいビニール袋にいれるし、
そもそも肉や魚をたくさんたべる生活は、
環境にとっていかがなものかとおもう。
おもうけど、なにもしてない。
夜、お風呂にはいっているあいだに、
洗濯機をまわすのが習慣になっているけど、
そうやって、毎日のように洗濯機をうごかすのはどうなんだ。
洗剤は、ほんのちょっぴりしかつかわない。
でも、水は確実につかうし、電気だって必要だ。
毎日の洗濯は、どれだけの大義名分があるだろうか。

スーパーでかいものをしても、夜のおかずをつくるだけで
たくさんのプラスチック容器を資源用ゴミ袋にいれる。
いちねんに、どれだけのプラスチック製品をつかっていることか。
といいながら、わたしはレンジでチンするときや、
冷蔵庫におかずをしまうときはラップをつかう。
仕事でクッキーをつくっていても、
たくさんのラップやビニール袋にたよっている。
なにをするときも、つかうのはビニール製品だ。
できあがったクッキーをいれるのだって、
どうしてもビニール袋となる。
がんばって仕事をすればするほど、地球環境に負担をかける。

東南アジアを旅行していると、なにかの葉っぱに
おかずをくるんで うっているのをみかける。
いちばん環境に負担をかけない容器は葉っぱだろう。
マレーシアでは、バナナの葉っぱをお皿にして、
カレーをたべさせるお店があった。
葉っぱをささっとフキンでふき、
そのうえにご飯と何種類かのカレーをもりつける。
カレーそのものもおいしかったし、
バナナの葉っぱというのがうれしかった。
たべおえてもお皿をあらわないので 洗剤にたよらないですむ。
日本では、バナナの葉っぱ、というわけにはいかないから、
テイクアウトするときには、お弁当箱をもっていくのはどうか。
いまは、プラスチック容器がやすすぎるから、
ゴミがでるのを気にせずつかってしまうのだ。
環境保全のために、プラスチック容器にたかい税金をかければ、
気やすくつかうわけにはいかなくなる。
プラスチック容器をつかわない生活へ、
根本的なきりかえをいそがなければ。

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posted by カルピス at 20:59 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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