2021年04月25日

村上レディオの「花咲くメロディー特集」にとまどう

第23回の村上レディオは「花咲くメロディー特集」。
春→お花見→幕の内弁当→メドレー音楽、というきわめて単純な発想の命名ですが、

と村上さんはいうけど、
なんで幕の内弁当からメドレー音楽を連想するのか
わたしにはよくわからない。あそびといえばそれまでだけど、
なにがおもしろいのかわからないと、あそびにならない。
紅白にでる歌手が、自分のヒット曲を
何曲かおりまぜてうたうことがあり、
そういうのをメドレーというのだとおもっていた。
たとえばピンクレディや嘉門達夫さん。
ヒット曲を つづけてうたうのがメドレーなら わたしにもわかる。
でも、はなしはそれほど単純ではなさそうだ。
クイーンのセカンドアルバムから3作のスタジオアルバムでは、別々の録音で、アレンジとテープ編集でありながらも、実際にメドレーであるかのような錯覚を与えるサンプルが収録されている。
レッド・ツェッペリンは、正式発表されているライヴは数少ないが、通常、冒頭の2~3曲は続けて演奏し、そのほとんどは、絶妙なアレンジでメドレー形式となっていて、節目ごとに、その曲目とアレンジを変えている。

なんてウィキペディアの説明をよむと ますますわからない。
1曲のなかに、数曲はいっているもの、という解釈でいいだろうか。

競泳にも「メドレーリレー」や「個人メドレー」という種目がある。
4つの泳法をつなげておよぐからメドレーなのだろう。
ことなるものをつなげる、という意味なら、
競泳のメドレーはよくわかるけど、
きょうの「村上レディオ」でかかった曲は、
村上さんが「メロディー」と紹介してくれなかったら、
わたしにはふつうの曲としかおもえないだろう。
音楽におけるメドレーは、きくもののちからをためすところがある。

「村上レディオ」のサイトには
なんだろう、この“つながる瞬間”のグルーヴ感は! 村上DJが音楽の幕の内弁当だという「花咲くメドレー特集」は、アーティストと選曲者が卓越したセンスを持っていなければ成り立ちません。

とスタッフがコメントをよせている。
ヒット曲をつなげてうたえばなんでもメドレーになる、
というほどかんたんではないようだ。
それにしても、幕の内弁当とメドレーが、なぜつながるのか。
そこにひっかかったまま、わたしの頭はさきにすすまない。

今夜の夕ごはんは、村上レディオをききながらたべた。
いつもだと、録画しておいた番組をみながらだけど、
食事のおともとして、テレビとラジオではずいぶんちがう。
村上さんがえらんだ曲は、メドレーとしてはおもしろのだろうけど、
食事のときにふさわしい曲かどうかは またべつだ。
いつもの村上レディオは、もっと村上さんのおしゃべりがはいるので、
食事のときでもたのしめるかとおもっていたけど、
今回はほとんど曲がながれっぱなしだったためか、
なんだかへんな雰囲気の夕ごはんとなった。
基本的に、音楽と食事はあわないのかもしれない。
なにかにじっと耳をかたむけると、おしゃべりはできないし、
食事に集中するのもむつかしい。
会話のとぼしい我が家の食事には、
テレビ番組のほうがにつかわしいのかも。

スポンサードリンク



posted by カルピス at 21:36 | Comment(0) | 村上春樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: