2021年05月01日

『本の雑誌 5月号』のおすすめは「三角窓口」(投稿欄)

きのうにつづき『本の雑誌 5月号』について。
特集は「本屋がどんどん増えている!」で、
これもまた魅力的なタイトルではあるものの、
わたしがいちばんひかれたのは、
読者からの投稿欄である「三角窓口」だった。

・夢のなかで病院へいくと、「この本をよむように」と
 先生がタブレットをつかい、その場で発注してくれ、
 待合室でまっていると、本がとどく、というはなし、というか夢。
 そんな病院があって、じっさいに病気がなおればいいなー。

・夫は国語、妻は理科の教師、という夫婦で、
 夫は古典が専門のせいか、現代文学はまったくよまない。
 私(妻のほう)は理系だけど、趣味は読書。
 娘ふたりとも本はよまないけど、下の娘は文系で、
 言葉にかんするゆたかなセンスがある。
 家で一番本を読んでいるのは私なのに、
 国語のセンスのなさをかんじる、というもの。
 「本を読む楽しさを家族の誰よりも知っているから、
  いいけどね。」という達観がいいかんじだ。

・図書館にくる男の子で、いつも機嫌のいい子がいる、という報告。
 気もちのいいくらい、本当にいつもご機嫌な子なので、
 その子がくると まわりまで おだやかな気もちになるそうだ。
 そういう子って、たしかにいるなー。
 どんなおとなにそだつのだろう。

・漫才師の和牛がすきなひとからの投稿で、
 「生活の全てを賭けて和牛を応援している」そうだ。
 ボケの水田さんが、いままで一冊も本をよんだことがない、
 というのをしっておどろいたという。
 「あの緻密な伏線回収の漫才を書いている人が
  本をよんでいないとはマジか?」
 水田さんは、60歳になったら本をよもうかと おもっているらしい。

・アダム=サヴィジというひと(アメリカのユーチューバー)が
 えらんだSF本のトップ5という企画で、
 4作目が村上春樹さんの『1Q84』だった、という投稿。

「三角窓口」って、いつもこんなにもりだくさんだったっけ?
とまえの号をひっぱりだすけど、あまりおもしろくない。
5月号だけが突出してじゅうじつしているみたいだ。
その月の特集や、新刊本を紹介するページよりも、
『本の雑誌 5月号』は なぜか投稿欄へ意識がむかった。

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posted by カルピス at 17:03 | Comment(0) | 本の雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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