2021年05月26日

カーラジオから「スローバラード」がながれてきた

配達にでかけようと自動車のエンジンをかけたら、
清志郎の声がながれてきた。
「スローバラード」だった。
仕事に出発するのはすこしあとにして、
しばらく曲に耳をかたむける。
歌謡スクランブル」(NHK-FM)では、
ひとりのミュージシャンについての特集をくむので、
きょうはRCサクセションの日だったのかもしれない。
せっかくのRC特集を、ききのがしてしまうなんて。
時計をみるともうすぐ2時なので、この曲がさいごだろう、
とおもったとおり、「スローバラード」で番組がおわった。

家にかえってから ネットで「らじるらじる」をひらく。
「歌謡スクランブル」も聞きのがし配信の対象になっていた。
さっそくききはじめるけど、聞きのがし配信では
こころのときめきをかんじないのはなぜだろう。
車のラジオできく曲は、なにか特別な味つけがしてあるみたいだ。
なじみのある曲がラジオからながれると、
仕事ちゅう、という日常の風景が、いっぺんに特別な時間になる。
番組では、RCサクセションの9曲がながれていた。

「ぼくの好きな先生」
「宝くじは買わない」
「甲州街道はもう秋なのさ」
「トランジスタ・ラジオ」
「多摩蘭坂」
「SUMMER TOUR」
「I LIKE YOU」
「雨あがりの夜空に」
「スローバラード」

こんな選曲も「あり」かもしれない。
さいごはどうしても「スローバラード」だろう。
せっかくのRC特集をききのがしてしまい、
とりかえしのつかないことにかんじた。
とはいえ、仕事ちゅうの30分なので、
もし番組でRCがながれるのをしっていたとしても、
そのために時間をあけるわけにはいかない。
またとない特集がくまれても、しがないサラリーマンは、
淡々といつもの仕事につくしかない。
きょうながれた曲は、どれもiTunesできけるのに、
ラジオ番組をききのがすと なんだかすごく残念だ。
エンジンをかけたら清志郎の声、という
ありえない状況に動揺したのだろう。

聞きのがし配信で「歌謡スクランブル」をきいていると、
担当の深沢彩子さんが、つややかな声で
RCサクセションのデビュー当時を簡潔に説明する。
原稿を、ただよみあげているのではなく、
深沢さんは個人的にもRCがすきだったのでは、
とおもえるような愛がこもった声だ。
ここにもまたひとり、RCのかくれファンをみつけてうれしくなる。

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posted by カルピス at 22:06 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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