2021年06月11日

「乗り続けることもエコ」に賛成する

愛着のある車、フィットを、あぶなく手ばなすところだったわたしは、
フィットを車検にとおし、けっきょくまたのりつづけることにした。
ものをだいじにつかう、という意味あいよりも、
愛着をかんじたものと、おわかれができないこころのよわさのためだ。
とはいえ、まだのれる車を手ばなして、排気ガスがすくないとはいえ、
あたらしい車(中古車だけど)をかうのは、
資源のムダづかいにおもえ、なんだかしっくりこない。
今朝の朝日新聞に「乗り続けることもエコ」という記事がのった。

半導体不足が足かせとなり、売れるのに思うように(自動車を)つくれない状態がつづいている。
 壊れて乗れなくなり、新車が必要になっても欲しい車がすぐに手に入らない。ならば、と中古車を求める消費者が増え、中古車市場が活況を呈している。

 新車が品薄で、中古車相場も高いとなると、乗れる間はいまの車に乗り続けるという選択も十分合理的だ。「もったいない」という気持ちで大切に使い続けることは、トータルでみればエコである。

わざわざこの記事をひくまでもなく、
ものをすてないでつかいつづけることが
エコなのはあたりまえのはなしだ。
日本では、登録から13年以上たったふるい自動車にのると
自動車税がたかくなり、かいかえをうながす制度になっている。
燃費がわるいとか、排気ガスをおおくだすとか、
わるい点がいくらかあるにしても、
じゅうぶんにうごく車をべつの車にかえるのは、
どうかんがえても資源のむだづかいだ。
「乗り続けることもエコ」なんてあたりまえのことを、
いまさらいわなくてはならないほど、
ふるい車にのるひとはあまりおおくない。
わたしがのっているホンダのフィットは、
2002年に登録された自動車なので、もうすぐ20年になる。
すこしキズがついてはいるものの、じゅうぶんよくはしるし、
ふるい車ならではのおもむきもでてきた。
走行時の排出ガスの抑制効果が高い電気自動車の販売を奨励する国は多いのだが、燃費のよい小型乗用車を大切に長く使用することを奨励する国は少ない。

とおくない将来に、ガソリン車は 生産できなくなりそうだし、
ふるい車の使用が、規制される方向に世界はうごくだろう。
でも、あたらしく電気自動車をつくるには、
たくさんの電力や資源をつかわなければならない。
わたしみたいに いちねんに2000キロもはしらない人間は、
いまのっているガソリン車を、そのままのりつづけたほうが
環境へのダメージがすくないはずだ。
いろいろなこまかなデーターをしめされるより、
「もったいない」のひとことが、わたしの胸にすんなりとどく。

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posted by カルピス at 21:44 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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