サッカーなど、いくつかの種目は、開会式にさきだち、
すでに試合がおこなわれているけど、
これは、オリンピックではいつもながらのスケジュールだ。
わたしは新型コロナウイルスがひろがるなか、
なにがなんでもオリンピックをひらこうとする
政府や東京都、そしてIOCに反対の立場をとっている。
オリンピック・パラリンピックとも、
競技をないものとしてやりすごしたいけど、
なさけないことに、サッカーだけは例外あつかいで、
男女の試合とも ちゃっかりみてしまいそうだ。
きのうは、男子のU-24日本対南アフリカの試合がおこなわれた。
南アフリカは、感染者や濃厚接触者がでて、
試合ができるかどうかあやぶまれていた。
試合開始6時間まえのPCR検査により、
なんとか出場する選手の数がそろうことになった。
それにしても、日本のあつさにからだをならしたり、
感染を心配しながら 試合にでる選手のやりくりをするなど、
チームのコンディションをととのえるのは たいへんだっただろう。
試合がおこなわれた夜8時でも、東京スタジアムの気温は31℃あり、
そんななか、90分(とアディショナルタイム)を
はしりまわる選手たちはたいへんだ。
南アフリカは、ひいてまもる戦術をとりながらも、
カウンターをしかけるときには人数をかけ、
日本はなんどもあぶない場面をむかえている。
レフェリーの笛も、日本代表にはストレスだった。
W杯のアジア予選をおもわせるレベルのレフェリーで、
ありえないファールやイエローカードがしめされた。
梅雨があけてからの日本列島は、本格的なあつさとなった。
天気予報は、命をまもるため、外にでないで、
できるだけ家のなかですごすよう くりかえし警告している。
そんなあつさのなか、サッカーは中2日で試合がつづくのだから、
選手たちにも、関係者にも、狂気の沙汰といえるスケジュールだ。
東京オリンピックでかちのこるには、
なによりもあつさ対策が焦点となるのではないか。
90分をはしれる選手をどうそろえ、そのためにはどんな戦術が有効か。
あらかじめわかっていた日程とはいえ、こうしてみると
オリンピックって、コロナがなくても 問題だらけのイベントだ。
男子のU-24日本代表は、金メダルを目標にかかげている。
選手がそろわず、ひいてまもる南アフリカに
あれだけ手をやくのだから、グループリーグをかちあがるのも、
そのさきのトーナメントでいきのこるのも、かんたんではない。
女子代表も、メダルがなんとかというはなしがでている。
せんじつおこなわれたカナダ戦では、さいごまでよくはしったものの、
ようやく1-1でひきわけており、こちらもあまり楽観できない状況だ。
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