「その1」には、体調異変からPCR検査、陽性確認・自宅療養まで
がまとめられている。
https://note.com/henkyochannel/n/n8d03fbf5d344
新型コロナウイルスに感染すると、
まわりにしられないよう、かくしたくなりそうだけど、
高野さんは「お役に立てば幸い」とあえて公開にふみきった。
コロナ感染を公表するとあちこちから連絡が来て対応がしんどいと思うかもしれないが、私のところへはいくらもなかった。お見舞いメールやメッセージをくれた人も「返信はいりません」と書いていてくれた。多くの人は常識的なのである。
あらためて「感染公開(情報共有)は感染者と家族を助ける」と思う。
これだけ感染がひろがったのだから、
どういうふうに対応すればいいか、
マニュアルができていそうなものなのに、あいかわらず
その場にならなければ、ひとはうごきをとれないようだ。
自分が陽性にならないかぎり、いつまでもひとごとであり、
なかなか具体的なうごきにつながらない。
それだけに、高野さんが7月21日に発症してから、
自宅療養を体験し、回復までこぎつけたながれを
こまかく記録したこのレポートは、貴重なデーターとなる。
せんじつ日本政府は軽症や中程度の症状の感染者は、
自宅療養を基本とする、と発表した。
安全・安心の五輪、なんていいながら、
感染者がふえると、入院できません、だなんて、
まったくひどいはなしだ。
あれだけ五輪をひらく状況ではない、といわれながら、
のらりくらりと時間かせぎをして、
既成事実のようにひらいたわけだから、
その責任を、政府・東京都はおわなくてはならない。
東京はいちにちに5000人をこえる感染者をだしており、
入院できないひとがおおくなりそうなので、
高野さんの体験は、タイムリーなマニュアルとなる。
「教訓と感想」には、
感染がふえている時期はリスクがよりたかくなる、とかかれている。
保健所と保健福祉局の対応はひじょうにきちんとしている。連携もよくとれている。ただし、前にも述べたように、感染者が激増すると対応が追いつかなくなる可能性が大。つまり、感染拡大期に感染するのは、非拡大期に感染するより二倍、三倍のリスクがあるということだ。
いまの首都圏がまさにそれで、病院にうけいれる余力はすでになく、
政府としては、自宅で療養させたい。
しかし、自宅療養では重症化したときに対応がとりにくく、
家で安心してゆっくりやすむ、とのんきにかまえてはおれない。
国民の命より、五輪を優先したあげくが、
自宅療養へのきりかえであり、責任の放棄でしかない。
わたしのむすこ、そして姉一家が東京でくらしており、
いちにちに5000人をこえる感染者ときくと胸がいたむ。
これまでの累計が700人台の島根県とちがい、
感染のリスクがあまりにもたかい。
無責任な政府の対応すべてにいかりがわいてくる。
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