このブログになんどかかいてきた。
筋肉はうらぎらない、
あと2回しかできない、
あすの筋トレがいまからたのしみ、など、
講師の谷本さんが独特のいい方ではげましてくれる、
5分間ほどの あの体操だ。
まいにちかかさずとりくんでいるうちに、
このトレーニングのキモは、
「限界までおいこみきることが大切」
なのが、いまさらながらわかってきた。
うでたてふせが、まともにできないひとでも、
100回を楽にこなせるひとでも、
だれでも「限界までおいこみきる」ことはできる。
回数ができるようになることより、
そのつど、限界までおいこめば、
筋トレの目的をはたしたことになる。
たとえば、胸の筋肉が女性はよわいので、
うでたてふせをしようとしても、きれいなフォームで
10回できるひとはあまりいないだろう。
そういうひとのために、谷本さんは、
ひざをついたり、ひざとうでの距離をみじかくしたり、
テーブルをつかってななめの姿勢をとったり、
それでもできなくなったら5秒やすんだり、と
いろいろは方法で回数をこなせるように配慮している。
あるていど回数をこなせないと、
やる気をなくしてしまいがちだけど、
ひざをついたり、テーブルをつかったりしたら、
できる回数がふえ、ふえれば、とりくむ気になりやすい。
でも、谷本さんがほんとうにもとめているのは、
回数よりも、きめられた秒数、
とにかく全力をかたむけることのほうだ。
これを、谷本さんふうにいうと「限界までおいこみきる」となる。
わたしは、まいにちとりくんだあとに、回数を記録しているけど、
たとえ数年以上つづけても、右肩あがりには回数はふえていかない。
ながい停滞のあと、さらに回数がおちたり、
かとおもうと、なんでか調子よくできる日があったりと、
自分のからだでも、よくわからない。
回数がすくないと、いじけてしまいがちだけど、
大切なのは、「限界までおいこみきる」ことだとおもえば、
回数はよこにおいておき、とにかく、全力でとりくばいい。
イチロー選手が、打率より
ヒットの数にこだわったのとおなじだ(ほんとうか?)。
あまり気がすすまない日でも、数が目的でないと はじめやすい。
シリーズ1のうでたてふせは、ゆっくり20回こなしたあと、
全力で30秒、そのあと10秒やすんだのち、
また全力で20秒、というメニューだ。
かなりくるしい1分間になるし、
調子がよくない日は、30秒やっているときに、
こりゃ、きょうは回数がのびないな、というのがわかる。
わかっても、全力で30秒つづけるのがなによりのポイントだ。
いつもより回数がすくなくても、
とにかく30秒間、その日のベストをつくす。
なぜだかわからないけど、いまのところ
わたしはまいにち「筋肉体操」をつづけている。
バーベルやダンベルをつかったトレーニングにくらべると、
地味で、モチベーションをたもちにくい。
それでも、とにかくまいにちつづけているわたしは、
もしかしたら筋肉体操において、天才なのかもしれない。
やらない、という選択肢をなくし、
つかれていても、やりたくなくても、とにかく毎晩とりくむ。
ほかのこと、たとえば勉強や仕事では、
「限界までおいこみきる」感覚がわかりにくいけど、
筋トレだと あきらかに ベストをつくした実感がある。
どんな とき でも まいにち こつこつ やること たいせつ です
とブルガリア出身の鳴戸親方がいったそうだ。
コツコツは、あんがいわたしにむいているのかも。
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