2021年11月05日

『天国でまた会おう』(ピエール=ルメートル)がすばらしい

『天国でまた会おう』
(ピエール=ルメートル・平岡敦:訳・ハヤカワ文庫)

ルメートルの作品は、『その女アレックス』
・『悲しみのイレーヌ』など、
これまでによんだ4冊すべてがおもしろかった。
この『天国でまた会おう』もまたすばらしい。
はじめはすこしとっつきにくいけど、
状況設定がととのい、登場人物のひととなりがわかってくると、
おもしろさがどんどんましてくる。
悪役にどんな罰がくだるのかをみまもりながら、
しかしいったいこのさきどう展開していくのかがみえず、
よみすすめるのがこわくなってくる。
まだよみおえていないけど、のこりあと80ページ。
極上のラストがまっているのはまちがいないだろう。
ネットでのレビューをみると、
あまりいい感想がかかれていないけど、
いかにレビューがあてにならないかの好例だろう。
この本がただしく評価されないのを不思議におもう。
今夜またこの本にとりかかるのがたのしみだ。

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posted by カルピス at 11:28 | Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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