(ピエール=ルメートル・平岡敦:訳・ハヤカワ文庫)
ルメートルの作品は、『その女アレックス』
・『悲しみのイレーヌ』など、
これまでによんだ4冊すべてがおもしろかった。
この『天国でまた会おう』もまたすばらしい。
はじめはすこしとっつきにくいけど、
状況設定がととのい、登場人物のひととなりがわかってくると、
おもしろさがどんどんましてくる。
悪役にどんな罰がくだるのかをみまもりながら、
しかしいったいこのさきどう展開していくのかがみえず、
よみすすめるのがこわくなってくる。
まだよみおえていないけど、のこりあと80ページ。
極上のラストがまっているのはまちがいないだろう。
ネットでのレビューをみると、
あまりいい感想がかかれていないけど、
いかにレビューがあてにならないかの好例だろう。
この本がただしく評価されないのを不思議におもう。
今夜またこの本にとりかかるのがたのしみだ。
スポンサードリンク