新規感染者が いちにちに100人をこえる日さえではじめた。
こんなときに、島根県内とはいえ、
2泊3日の旅行にでかけたわたしは、
なんだかコロナウィルスがうようよただよっているなかを、
わざわざリスクをおかし、不要不急にうろついたような気がする。
10日ぶりに職場に顔をだし、もしも感染をもちこんだりしたら大変だ。
家にPCR検査のキットがあったので、
出勤するまえに、陰性をたしかめておこうとおもった。
と、いかにも職場にたいして誠実なようにかいたけど、
いざ検査のキットをひらいてみると、びびってきた。
感染なんてありえない、とおもうものの、
もし陽性であると 判定されたらどうしよう。
これが、インフルエンザの検査なら、
陽性でも、まあしかたないな、ですむけれど、
コロナウィルスの場合は、比較にならないほど おおごととなる。
かなりのプレッシャーのなかおもい腰をあげ、
キットにはいっている紙コップにツバをためこみ、
何回かにわけ スポイトですいとろうとした。
でも、ツバなんて、そう大量にでるものではなく、
おもうようには、なかなか量がたまらない。
それに、スポイトでとるとき、気泡がはいらないように、
なんて注意がきがあるけど、どうしても空気がはいってしまう。
それでもなんとか一定量のツバをあつめ、検査液をたらす。
20回ほど回転させてから、検査の板のうえに2滴たらした。
全体がむらさき色になり、はっきりした線をつくらない。
やり方が雑すぎて、失敗したのだろうか。
10分ほどで結果がでます、ということなので、しばらくほっておく。
さいわい、しばらくすると、くっきり1本の線がうかびあがる。
これが2本だと陽性だけど、1本なら陰性。
よかった。感染していなかった。あたりまえのことなのに、
あたりまえの結果をえるために、こんなに緊張するものなのか。
健康診断でなにかの項目でひっかかり、
あとからくわしく再検査して、その結果をまつときも、
こんなふうに いやな緊張をしいられるのだろう。
プロスポーツ選手などは、日常的にPCR検査をしているようで、
こんな緊張をなんども味わっているにちがいない。
心臓にかなり負担となる PCR初体験だった。
(追記)
わたしがおこなったのは抗原検査で、
PCR検査ではなかったことがあとからわかった。
でもまあ、緊張することにかわりはないはず。
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