朝日新聞に連載されている
「きみが生まれた日」でとりあげられていた。
ていねいにかかれた絵と、色づかいが印象的だ。
じっさいに手にとると、絵本のよさが
とてもいいかたちでいかされている。
青色の表紙に黄色い字で
「よるくま」とタイトルがかかれている。
青と黄のつかい方が絶妙で、夜のしずけさと、
家のあたたかさがつたわってくる。
大切な宝物にしたくなる一冊だ。
ある夜、男の子の家に、くまのこがたずねてくる。
その子の名前が「よるくま」で、タイトルとなっている。
目がさめたらおかあさんがいなかった、
といってさみしがるよるくま。
男の子は、「よるくま」といっしょに
おかあさんをさがしに外へでる・・・。
おかあさんがいないさみしさ、不安、
おかあさんがみつかったときのよろこび。
よむうちに、あたたかなもので胸がみたされてくる。
ちいさな子にとって、おかあさんがただいるだけで、
どれだけ安心をあたえてくれるか。
奥付をみると、1999年の10月に1刷がだされ、
2010年の8月までに75刷、
2010年に2版の1刷がだされると、
2021年の8月までに42刷をかぞえている。
どれだけたくさんの親子が、
この絵本であたたかな気もちになったのだろう。
わたしの姪が、もうすぐ赤ちゃんをうむそうなので、
この絵本をプレゼントしたくなった。
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